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【一人で勝手に旅気分】40

(過去の旅についての振り返りです)
★ビエンチャンのコープビジターセンター(2019年4月24日)
ラオスの首都ビエンチャンにCOPEビジターセンターという施設があります。この施設は、ラオスの悲しい歴史が現在にもつながっているということを含めて、歴史教育・平和教育・福祉教育の材料を訪問者に提供しています。

悲しい歴史というのは、50年以上も前の出来事です。1964年8月、アメリカはトンキン湾事件を根拠として北ベトナムへの爆撃を開始し、その後1965年2月から本格的な爆撃、いわゆる「北爆」が続きました。この1964年からの9年間の爆撃で、ラオスには200万トンの爆弾が落とされたと言われています。それを当時のラオスの人口で考えた時、1人当たり1トンの爆弾が落とされた計算になるため、ラオスは「1人当たりの空爆の数が世界で最も多い国」と言われます。

しかし中立国の扱いだったラオスやカンボジアの爆撃は隠蔽されたため、「秘密の戦争(Secret War)」と呼ばれています。そのとき落とされた200万トンの爆弾のうち不発弾となったものがあり、現在でも多くの不発弾がラオスには残っていて、今なおその爆弾の被害を受ける人がいます。

その不発弾(UXO: Un eXploded Ordnance)でケガをした人をサポートする組織が「Cooperative Orthotic and Prosthetic Enterprise」で、「COPE」の略称で知られています。UXOなどの被害により義肢義足が必要な人への支援を行うラオスのローカルNGOです。

施設内には、義足や義手などが多く展示されています。そして、クラスター爆弾なども展示されています。

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