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▶無『意』味・感想〔62〕◀(2023年12月31日)

(気楽で無責任なシリーズ。純粋に何となく綴った短文の塊。ほとんど意味はない感想。)

Pasir Panjang駅からWest Coast Parkまで続く、港沿いの道。
船に乗せるためのコンテナを運ぶトラックが忙しなく行き来しています。

柵の向こう側には積み上がったコンテナや、それらを釣り上げて動かすクレーン。
向こう側の景色を写すつもりで撮った写真なので主役は向こう側。
しかし改めて写真を見てみると、主役を囲む木や草たちによって偶然にも自然が織りなす額縁に。

普通の額縁ならば主役は変わらず囲いの中。
しかしこの自然の額縁は脇役のままで終わらない。

主役を立てつつ自身も主張。
建築家のル・コルビジェは「窓」というものの重要性に注目。
窓は換気のためでなく、外側にある景色や光と室内を繋ぐもの。

額縁だったら中は固定。
主役であっても躍動しない。

しかしこちらの額縁は、自然の窓で躍動感。
主役も動くし、窓も動く。
しかも窓に主導権。
窓が動いて世界を支配。
向こうの主役は受け入れる。

窓の主導と主役の受動。
自然が織りなす額縁は、世界を統べる窓なのだ。

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