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❖見タイ!知りタイ!伝えタイ(91)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2022年7月24日)

◆見タイ!知りタイ!伝えタイ(91)◆
(HOTで湿度なタイでの現地レポート、基本HOTな食べ物や、微笑みの国ならではのHOTな心に触れる出来事など、思いつくまま紹介しますね)

♪サワディー(こんにちは)
【第10次 in 寺院】「ワット・バムペン・ヌア(วัดบำเพ็ญเหนือ)」
本日の寺院は、【第2次 in 寺院】の「ワット・バーン・ペン・タイ(วัดบางเพ็งใต้)」と対になっている「ワット・バムペン・ヌア(วัดบำเพ็ญเหนือ)」です。

この2つの寺院の間にはセンセーブ運河が流れていて、かかっている橋によって行き来が容易にできます。向かい合わせになっていて、橋もかかっているので、人によっては全体として1つの寺院であると思っている人もいるかもしれませんね。

第2次in寺院のときにも触れましたが、この2つの寺院の魅力は何といっても「運河」に面していること、そして土日や祝日に賑わう「水上マーケット」でしょう。「クワンリアム水上マーケット」と呼ばれています。

2つの寺院の名称の大きな違いは最後の「ヌア(เหนือ)」と「タイ(ใต้)」です。「ヌア(เหนือ)」が「北、上」などという意味を持っていて、「タイ(ใต้)」が「南、下」などという意味を持っています。つまり、運河を挟んでの位置関係を表しています。

しかし2つの寺院の名前を調べていると、サイトによってはどちらも真ん中が「バンペン」で共通しているものもあれば、北の寺院は「バムペン」で、南の寺院は「パーンペン」で区別されているものもあることが分かりました。グーグルマップもそのように区別されていました。

アルファベットの表記について確認してみると、北の寺院に設置されている看板では「WAT BUMPENNUA」となっています。サイトによっては「Wat Bampen Nua」になっているものもありますが、施設内にあるものの方が正しいのだと思います。そして、南の寺院のアルファベット表記はサイトなどでは「Wat Bang Peng Tai」になっています。

これらは別の言語に置き換えたものであって、置き換えの段階で音が変化してしまったという可能性も考えられるので、タイ語の表記を確認してみると、やはり2つの寺院の真ん中の言葉は異なっていることがわかりました。北の寺院は「วัดบำเพ็ญเหนือ」、南の寺院は「วัดบางเพ็งใต้」と表記されていて、先頭の「วัด(ワット、「寺院」の意味です)」と、最後の「เหนือ(ヌアまたはヌエア)」と「ใต้(タイ)」を除いた真ん中の言葉だけに注目すると、前者は「บำเพ็ญ」で、後者は「บางเพ็ง」となっていて、違いました。

どちらも音が似ているので、カタカナ表記を同じ「バンペン」にしたことにより、これが同じ単語であるという誤解を生みだしてしまったわけです。少なくとも私はそう誤解していました。他のサイトを作成している人の中にもそのような誤解をしている人はいるかもしれませんね。

そして北の方の「バムペン(บำเพ็ญ)」を調べてみると、「徳を積む」という意味が見つかりました。南の方の「バンペン(บางเพ็ง)」についてはよく分かりませんでした。

今回の投稿で学んだことは、カタカナの音を鵜呑みにしてはいけないということです。カタカナの音はあくまでも実際のタイ語をカタカナというフィルターを通して表記したものなので、「一次情報」ではなくなっているわけです。大学院のときに波多野里望教授から必ず一次情報まで遡ってから論を展開するようにいつも言われ、それを怠っていると注意されていたにも関わらず、最近は安直に二次情報や三次情報を前提に論を展開しがちでしたね。初心を思い出して取り組もうと思います。

寺院の名前ばかりに注目していて、肝心の寺院の様子がレポートされていませんでした。南の寺院に比べると、こちらは様々なモニュメントがあり、そこが記念撮影のスポットになっているようです。アメリカンコミックのキャラクターなども多く展示されていました。それから運河沿いにお店がたくさん並んでいて、営業している土日は多くの人で賑わっています。それからこちらには、様々な動物が飼育されていて動物園の要素もありました。

この寺院にいくためには、例えば高架鉄道であるBTS(通称スカイトレイン)ならばライトグリーンライン(スクンビット線)の「プラカノン駅(Phra Khanong、พระโขนง)」からならば、そこから少し東の方に歩いたところにあるバス停から519番に乗れば一本で「Kwan Riam Floating Market」まで行けます。ここで降りて、南側の「ワット・バーン・ペン・タイ(วัดบางเพ็งใต้)」を抜け、橋を渡ると「ワット・バムペン・ヌア(วัดบำเพ็ญเหนือ)」に着きます。もちろんタクシーで「ワット・バムペン・ヌア(วัดบำเพ็ญเหนือ)」と伝えれば、それでも行けますが、お金を節約するならばバスをお勧めします。バスだと1時間半くらいかかりますが、運賃は30バーツ前後で済むと思います。

ちなみに、「翻訳」はタイ語で「カム プレー(คำแปล)」といいます。今日は寺院の名前の比較で十分にタイ語について考えたので、これくらいにしておきます。

それでは本日はここまで。
♪ラーゴーン(さようなら)

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