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アンラーン💣リラーン📚ためらわん♫run10

⭐「おはなし会」という癒し効果抜群のエンターテイメント⭐️
(これまでの虚栄を解きほぐす「unlearn」のため、頭の中を刷新する「relearn」を躊躇なく進めるための記録)

バンコクこども図書館では10月29日におはなし会を実施します。今回のお話は「二ひきのよくばり子グマ」「おおきなかぶ」「きつねのおふろ」です。

現代の子どもたちは、このような読み聞かせの形でなくとも、YouTubeやテレビで動画などを見ることは簡単にできます。しかし、やはり読み聞かせとか、紙芝居とか、という「アナログ」のアプローチには「暖かさ(温かさ)」や「柔らかさ」や「優しさ」が詰まっているように私には思えるわけです。

子どもは、読み聞かせの機会を一種のエンターテイメントとして、楽しんでいるのかもしれませんが、そこには、人と人との血の通った繋がりがあり、「癒し効果」もあるのではないでしょうか。

読み聞かせにはそんな魅力があると思います。

ちなみに、「本を読む、読書する」はタイ語で「アーン ナンスー(อ่านหนังสือ)」といいます。ナンスー(หนังสือ)は以前にも紹介したように「本」で、アーン(อ่าน)が「読む」という意味ですね。

私はタイに来てから、授業でも「音読」の時間を大切にしています。少人数だから可能という部分もありますが、授業の前半で教科書本文をローテーションで読んでもらい、毎回の授業で全員が少しでも「音読」したという時間を作っています。授業で伝えなければならない情報量も多く、音読の時間を削れば、もっと情報を伝えられるという思いはありますが、情報のインプットはそれこそネットなどで簡単にできるので、授業では、音読という形で情報とつながるアウトプットにもこだわっています。

音読が苦手な生徒はキーワードなどの定着率とも相関関係がありますが、音読という追加の刺激は、読んだ情報と生徒との親和性を高めてくれます。そして、その親和性をさらに高めるために、授業の後半で解説をしている際に、音読されたキーワードを取り上げるときには、必ず「これは、さきほど〇〇さんが読んでくれた部分のキーワードですね」と言って、その情報が既に双方向性の中にあることを意識してもらうようにしています。

図書館ボランティアや、勤務校での音読重視の授業展開など、こうしたタイに来てからの経験は、私自身がこれまで半ば盲目的にしがみついていた授業の在り方に対する問題提起になっています。「授業スタイルの創造的破壊」は続きます。

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