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❖見タイ!知りタイ!伝えタイ(105)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2022年8月30日)

♪サワディー(こんにちは)
空港からタクシーに乗ってアパートまで向かっていると、大型の看板をたくさん目にします。しかし、その中には、広告がはがされてからかなり時間が経っているようで、放置状態に思えるものがあります。また、放置ではなく大きく電話番号が書かれているものもあります。

この電話番号はおそらく、看板を何らかの広告を表示するのに使いたい人に連絡してもらうためだと思われます。そうして大型看板を観察していると、電話番号だけが表示されている看板が少なくないことに気づきます。

このような看板の状態は、空港の途中の道路だけでなく、高速道路なども同様でした。大きな看板に企業や商品の広告が表示されればインパクトはあると思います。このような広告宣伝の戦略は、一昔前ならばかなり有効なものだったかもしれません。しかしITが発達した現在では、企業や商品について消費者に知ってもらう機会は多様化しています。しかもスマホのような端末を通じた広告宣伝は、空間的制約がないため、動かすことができない大型看板に比べると優位性をもっているといえるでしょう。

さらに、バスやトラックなどの背面や側面を広告宣伝スペースとして利用する工夫と比較しても、大型看板の機動力の乏しさは明白です。

これから先、このような大型看板を積極的に利用しようと考える企業や商品は果たしてあるのか、そしてあるとすればそれはどんな種類のものか、マーケティングの観点から考察しても面白いなと思いました。また一つ新たな「課題設定」を手に入れることができ、ワクワクが増えました。

ちなみに、「広告・宣伝(する)」はタイ語で「コーッサナー(โฆษณา)」といいます。またコーサナー チュアン チュア(โฆษณาชวนเชื่อ)で「プロパガンダ」という意味になります。チュアン(ชวน)の部分が「誘う、招く」などを表し、チュア(เชื่อ)の部分が「信じる、信用する」などを表しています。

それでは本日はここまで。
♪ラーゴーン(さようなら)

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