見出し画像

▶無『意』味・感想〔23〕◀(2023年11月16日)

(気楽で無責任なシリーズ。純粋に何となく綴った短文の塊。ほとんど意味はない感想。)

ラオスの季節は本格的に「乾季」に入ったようです。
今日の夕方くらいから突風みたいな風が吹いてきたので、これまでならばこれは大雨の前兆なのですが、スマホの天気予報を見ても降水確率は0%とか1%で、結局まったく雨は降らず。

日本の四季のようなものはないものの、ちょっと秋めいた肌寒さを勢いのある風によって感じています。乾季に入ったことで、これまで散歩していたコースにも様々な変化があります。その中の一つが、パトゥーサイの近くにある大きな樹木の根元の変化です。

雨季真っ只中のときは、この樹木の根元に、最初は小さめのキノコがいくつか集まっていました。しかしそれは徐々に大きく成長し、9月中旬には巨大な団扇のような形になっていたのです。かなり肉厚で、そのどっしりとした姿を見ていると、乗っかっても大丈夫なのではと思わされるくらいでした(思っただけで決してそんなチャレンジはしていません)。

しかし雨季もそろそろ終わるという10月下旬に同じ樹木の横を通りかかると、根元の様子が一変していて見るも無残な状態に。あの見事な団扇が無くなっていたのです。雨季が終わって湿気がなくなったので、キノコがしぼんでしまったのかなと思ったのですが、さらに下をよく見ると、団扇の部分が剥がれたのか、剝がされたのかは分からないものの、地面に落ちていました。

その姿を見たとき、私の脳裏に『平家物語』の冒頭がよぎりました。
まさに「諸行無常の響きあり」「盛者必衰の理をあらはす」「猛き者もつひにはほろびぬ」という感じでした。

もう地面に落ちているので、持って帰っても怒られないかなと思いましたが、持って帰って観察しているうちに、ちょっと美味しそうな感じに思えて、恐る恐るかじってしまったら、アナザーワールドに行ってしまうかもしれないので、やめておきました。

#この街がすき   #旅のフォトアルバム
#ラオス   #ビエンチャン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?