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❖ビエンチャンを見てんじゃん(92)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年11月13日)

【記事累積:1840本目、連続投稿:785日目】
<探究対象…ラオス、ビエンチャン、仏教寺院、色の印象>

♪サバイディー(ສະບາຍດີ、こんにちは)
【第31次 in 寺院】「ວັດສະຫວ່າງ(ワットサワーン、Vat Savang)」

本日紹介するのは、ラオス・ビエンチャンにある「ວັດສະຫວ່າງ(ワットサワーン、Vat Savang)」という仏教寺院です。このお寺はどのような特徴があり、あえて呼び名をつけるならばどんなものになるでしょうか。【課題の設定】

この寺院は、トンカンカムマーケットの近くを南北に走っているChao Anou Roadをマーケットよりもさらに北に向かうとRussian Circusがあり、さらに北に向かったところにあります。Chao Anou Roadから内側に入った所にあるため、地図アプリを使わないと見つけるのは難しいと思います。【情報の収集】

Russian Circusのところで内側に入る分岐の道があり、それを右に入って道沿いに進むと、Vientiane gymというスポーツジムが見えてきます。その横に脇道が伸びていて、その先の方に寺院の門が小さく見えます。この脇道は結構長いので、仏教寺院を見つけようと思っていないと気づかない可能性が高いです。【情報の収集】

奥まったところにある寺院なので、勝手に小さな寺院なんだろうと思っていましたが、門をくぐるとかなり広い駐車場と、お堂の隣にある黒っぽい屋根の建物が目につきました。黒っぽい屋根の建物には、仏塔とは異なる細長い建造物が付属していて、それが天高く伸びているのがとても印象的でした。これは火葬場の煙突だと思われます。ラオスやタイは日本と同じく火葬で、遺体を焼くための設備として、寺院には火葬場があります。ラオスやタイの仏教寺院というと、赤色や金色、または白一色で非常に派手に感じます。しかしこの寺院の火葬場の屋根は黒、壁や煙突は薄茶色で、周囲の木々の色に溶け込み非常に落ち着いた雰囲気を漂わせていたのです。そして、東南アジアのラオスにいることを一瞬忘れてしまって、何となくヨーロッパの片田舎を訪れているような錯覚すらありました。【整理・分析】

これらを踏まえて、本日の「ວັດສະຫວ່າງ(ワットサワーン、Vat Savang)」の呼び名として私が考えたのは「まるで北ヨーロッパの森の中にある教会みたいな寺院」です。何事においても、印象というものに及ぼす色という要素の影響はとても大きいと思います。白という色は様々な地域・文化で使われると思いますが、赤や金が建物に多用されていると、ラオスやタイの仏教寺院の印象になりますし、そこに青や緑などの色が追加されてカラフルになると中国の仏教寺院っぽい印象になります。それから赤を前面に押し出すと日本の神社などの印象が強くなると思います。一方、白を基調としながら青や水色などの涼し気な色が使われていると、イスラームのモスクを連想するのではないでしょうか。教会も白が基調になっていますが、北欧地域の教会の場合は、木造教会などのように木や土など自然と調和したような落ち着いた色として、茶色中心になっているものの印象が強くなります。そのため今回訪れた仏教寺院の火葬場の煙突は、その色合いと周囲の木々の雰囲気から、教会の鐘塔のように思えたわけです。私はクリスチャンではありませんが、幼稚園の頃からカトリック系の学校に通ったり、小学校のときには教会で聖書や英語を習ったりしてきたので、キリスト教の影響を受けて育っています。そのため今でも教会を見かけると、ノスタルジックな気持ちになることが少なくありません。そしてラオスでは教会を見る機会はほとんどないため、かつての記憶が今回の錯覚を強引に引き起こしたのかもしれませんね。【まとめ・表現】

ちなみに、「茶色」はラオ語で「ສີນ້ຳຕານ(スィーナムターン)」といいます。同じくタイ語では「สีน้ำตาล(スィーナムターン)」となります。

それでは今日はここまで。
♪ポップ・カン・マイ(ພົບກັນໃໜ່、また会いましょう)

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