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❖ビエンチャンを見てんじゃん(64)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年8月26日)

【記事累積:1681本目、連続投稿:706日目】
<探究対象…ラオス、工事現場、第二次産業>

♪サバイディー(ສະບາຍດີ、こんにちは)
普段、ビエンチャンをウロウロしていると、商業施設や飲食店など第三次産業と接する機会が多くあります。しかし第三次産業はそもそもそれ単独で成り立っているものではなく、第一次産業や第二次産業で生み出されたモノにさらなる価値を付与するものです。私が住んでいる場所は住宅地が密集しているので、第一次産業や第二次産業が盛んにおこなわれている場所に近いわけではありませんが、それでも第三次産業以外の活動を目にする機会はあります。【情報の収集】

今回紹介するのは、第二次産業で気になった場面です。具体的には第二次産業のうちどのような活動で、気になった点はどのようなものだったのでしょうか。【課題の設定】

第二次産業に含まれるものとして知られているのは、製造業や鉱業、建設業などです。日本の分類では工業は第二次産業ですが、ぺティ・クラークの法則で有名なコーリン・クラークの分類だと、鉱業は第一次産業に分類されています。私は授業では日本の分類に従って、鉱業を第二次産業扱いにしているものの、個人的には鉱業は第一次産業に入っている方がしっくりきます。私の理解では、第一次産業というのは自然界から直接的に価値を取り出す活動なので、動物や植物の獲得ではなく鉱物の採取についても、構造上は第一次産業に含まれると思ってしまうわけです。【情報の収取】

今回は産業分類がメインではないので話を進めると、私が気になった第二次産業は「建設業」です。現在のラオスだけでなく、去年住んでいたタイや、ボランティアで訪れたネパールでもそうだったのですが、日本の建設現場と比較すると、壁や柱などを支えるために「木材」が使われています。また支えだけでなく足場も「木材」であることも少なくありません。【情報の収集】

自然豊かなラオス、タイ、ネパールなどでは木材が入手しやすく、それを支えや足場に利用しているのだと思います。そして、日本で使われているような鉄の棒や鉄の板の支えや足場の方が耐久性・安定性があるとしても、それを製造する工場が他に存在していなければなりません。また、それを製造する工場が多くあり、供給量も多くなければ、木材に比べてもともと安価ではない鉄の棒や板がさらに高くなってしまいます。そのため、木材を利用する現場が多いのではないでしょうか。【整理・分析】

それは国内の産業や経済の事情なので仕方がないと思います。それよりも気になったのは、現場での作業の様子です。現場ではたくさんの木材が使われているにも関わらず、溶接が必要な箇所があるらしく、普通に火花を散らしながら作業をしていのです。火花が周囲の木材に移って火事になってしまうのではと、現場とは無関係の私の方が心配になってしまいました。今は雨季で空気が湿っているからまだよいですが、これが乾燥した時期だと本当に火事になるかもしれませんね。【まとめ・表現】

もしかしたら火事になりにくい今の時期に合わせて、こうした工事をしているのかもしれません。季節によって建設現場の作業に違いがあるのかどうかもリサーチしてみようと思います。【次なる課題の設定】

ちなみに、「火花」はラオ語で「ດອກໄຟ(ドークファイ)」といいます。タイ語では「ประกาย(プラガーイ)」になります。

それでは今日はここまで。
♪ポップ・カン・マイ(ພົບກັນໃໜ່、また会いましょう)

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