▶無『意』味・感想〔202〕◀(2024年6月3日)
夜のワット・ドンパランです。
私の家の近くの寺院は比較的早い時間に大部分の明かりが消されるところが多いです。薄暗くはなりますが、門は開いているので中を見学することはできます。
夜に煌々と明かりがついて賑やかな寺院、それはそれで魅力的です。
しかし私はこうした薄暗い寺院の雰囲気も意外と好きですね。
こうして限られた明かりだけに照らされた仏像を見ていると、光と闇のゆらぎのせいなのか、わずかに動いているような気がしてドキッとします。
すると仏像からは日中や明かりが派手なときとは違った厳かさが滲み出てきます。そうして畏敬の念が増した仏像と、闇に飲み込まれそうな箇所が多くなった寺院とによって創り出される神秘的空間が、心の浄化を促してくれているようです。
しかしこうした暗くなった寺院で要注意は犬たちです。暗い中で寺院に入ってくる者を、犬たちは不審者だと思って、思い切り吠えてきたり、追いかけてきたりもあります。寺院によっては多くの犬を放し飼いにしているところもあるので、そういう所には夜に立ち寄らないことをおススメします。
【連続投稿:988日目】
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