❖見タイ!知りタイ!伝えタイ(228)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年2月27日)
♪サワディー(こんにちは)
もうすぐ3月ということで、日本では「桜」の季節ですね。
この前、散歩をしていると、道の先の方にピンクの花を咲かせている木を発見しました。
同じアジアだから、タイもこの時期はやはり桜が咲くんだ。
と、不覚にも一瞬考えてしまいましたが、春という季節で、同じようにピンクの花をつけているとしても、その木は桜ではありませんでした。
調べてみると、「チョンプー・パンティップ(ชมพูพันธุ์ทิพย์)」という木のようです。和名では「キダチベニウゼン(木立紅凌霄)」、「モモイロノウゼン(桃色凌霄)」などと呼ばれます。
私は植物に詳しくないので、花の形とか、花のつき方とかを見て、「これは桜ではない!」という気持ちにはなりませんでした。それどころか、「タイにいるのに桜の雰囲気を味わえてラッキー!」という気持ちになりましたね。
これは桜ではないので、かつての文豪たちが桜について述べたような心配はありませんね。
この木の下に何が埋まっているのかドキドキすることも、この木の下を通るとき気が狂ったり、姿が見えなくなったりすることもないでしょう。
安心してこの木の下からの美しい風景を撮影することができました。
ちなみに、「桃色、ピンク」はタイ語で「チョンプー(ชมพู)」といいます。この単語は今日紹介した木の名前に使われていますね。木の名前は「ドーク チョンプー パンティップ(ดอกชมพูพันธุ์ทิพย์)」と表記する場合もあり、最初のドーク(ดอก)の部分が「花」の意味を、最後のパンティップ(พันธุ์ทิพย์)の部分は人の名前を表わしています。パンティップというのは、ラーマ5世の孫(チ゛ュム・ポット・ポン・ボリパット)の妻の名前(パンティップ・ボリパット)から来ているようです。
それでは本日はここまで。
♪ジューガンマイ(また会いましょう)
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