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▶無『意』味・感想〔132〕◀(2024年3月24日)

少し前に訪れたベトナム系仏教寺院のPhat Tich Templeのゴミ箱で気になるものを発見しました。
大量にカセットテープが捨てられていたのです。

書かれている文字がベトナム語だと思うので、どんな内容のテープなのか正確には分かりません。しかし仏教寺院のゴミ箱でこれだけたくさんのテープが捨てられていることを考えると、一般的な歌謡曲が収められているテープではなく、お経や高僧によるありがたいお話が録音されているものと考えた方が自然だと思います。

しかし貴重なテープをこんなに大量に捨てるなんてもったいないと一瞬思いましたが、仏教寺院にも高度情報化社会におけるデジタルの波が来ているのだろうと思い直すにいたりました。おそらくテープに録音されている音声データは、デジタルの媒体に記録・保存されたので、テープ自体は不要になったのではないでしょうか。

テープの中にはSONYやTDKなどがあり、自分が小学生や中学生の頃に、当時の人気アーティストの曲をテープに熱心に録音していたのを思い出しました。小学生5年生頃は兄の影響でBOØWYにハマり、近所のTSUTAYAでCDを借りてきて、一生懸命録音していました。そしてカセットテープにレタリングシートでアルファベットを貼っていたのも懐かしい思い出です。

小学生の頃は人気の曲だけでなく、MSXという家庭用ゲーム機でベーシックプログラムを使い簡単なゲームを作っていたので、そのデータもカセットテープに保存しており、大量のカセットテープを見たとき、そんな懐かしい記憶も蘇ってきたのでした。

当時はテープレコーダーの不調によりテープが機械に巻きこまれ、せっかく記録・保存した楽曲やデータが使い物にならなくなるという恐ろしい体験もたくさんしましたが、今の記録媒体では起こり得ない出来事で、あれはあれでとても貴重なものだったなあと振り返って感じますね。

今の子どもたちの多くはフロッピーディスクなども知らないと思うので、データの保存にカセットテープを利用していたことは想像すらできないかもしれませんね。

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