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▶無『意』味・感想〔53〕◀(2023年12月20日)

(気楽で無責任なシリーズ。純粋に何となく綴った短文の塊。ほとんど意味はない感想。)

有名な見所がないといわれるビエンチャンの隠れた観光スポットの一つに、「タートダム」という黒い仏塔があります。このタートダムとラーンサーン通りを繋ぐ横道には「American Center Vientiane」と「Education USA Advising Center」という施設があります。

以前はここにアメリカ大使館と領事館があったそうです。現在は別の場所に移転しているのにも関わらず、この場所にはいつも警備の人がいます。おそらく「American Center Vientiane」と「Education USA Advising Center」も公的な性質を帯びた施設なんだと思います。

しかしこれらが文化交流に関わる施設だからなのか、建物の壁に大きな絵がいくつか描かれていて、まるで美術館の屋外展示のようになっています。

私はその壁画の迫力に惹かれて、思わず撮影をしていました。すると、すかさず警備の人が近づいてきて注意を受けてしまいました。しかし撮影禁止ということではなく、壁画だけを写すなら構わないということでした。

やはり、これらの施設は現在でも公的なものであり、建物の構造などの情報を流出させたくないのでしょう。それは仕方のないことだと思いますが、壁画はかなり大きいのでそれを上手く写真に収めようと思うと距離をとる必要があって、うっかり壁の上部が映ってしまいそうになります。

警備の関係上、建物の情報を流出させたくないというのが本当に優先されるべきものならば、そもそもこんな場所に絵を描くことを許可しなければ良いのではないかと思ってしまいました。

だから私の勝手な邪推ですが、建物の上の方を撮影されたとしても、実はそこまで深刻に捉えていないのではないでしょうか。その証拠に、最初に遠目から撮影して注意を受けた写真を、警備の人は確認したり、その場で削除するように言ってきたりすることはなかったのです。本当に深刻に捉えているならば、最初の写真は確認する必要があったと思います。

それともここがラオスであるため、ラオスの「のんびり感」が影響し、建前では「厳重な警備をしなければならない」という感じにしているけれども、本音としては「まあいいか」なのかもしれません。

これも完全な主観ですが、ラオスはどことなく以前に住んだことがある沖縄に似ている気がします。確かラオ語で「大丈夫、問題ない」という意味を持つ言葉に「ボーペンニャン」というものがあったと思います。これは沖縄の方言の「なんくるないさ」に通ずるものがありますね。調べてみると、ラオスと沖縄の共通点についてまとめているサイトもけっこうありました。

この共通点の話は興味深いので、別の機会に沖縄に住んでいたときの写真を振り返りながら、どんなところが似ているのか自分でもまとめてみようと思います。

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