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❖ビエンチャンを見てんじゃん(73)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年9月23日)

【記事累積:1739本目、連続投稿:734日目】
<探究対象…ラオス、ビエンチャン、仏教寺院>

♪サバイディー(ສະບາຍດີ、こんにちは)
【第28次 in 寺院】「ວັດບ້ານຝາຍ(Ban Fai Temple、バンファイテンプル)」

本日紹介するのは、ラオス・ビエンチャンにある「ວັດບ້ານຝາຍ(Ban Fai Temple、バンファイテンプル)」という仏教寺院です。このお寺はどのような特徴があり、あえて呼び名をつけるならばどんなものになるでしょうか。【課題の設定】

この寺院はドンパラン通り沿いにあります。ドンパラン通りの途中にはパクソンデパートやビエンチャンセンターに行く横道があるのですが、その横道の手前にあります。そこまで広い寺院ではありませんが、本堂の前に大きな仏像が三体建っていて、見応えは十分にあります。【情報の収集】

ラオスの勤務校が夏休みに入ってすぐの7月8日に、パクソンに行こうとして寺院の横を通り過ぎたとき、普段とは違った雰囲気だったので、思わず動画を撮りました。今までならば、通り沿いの門は金色がメインで、所々赤色だったのですが、この日は門全体が真っ赤だったのです。門の周りには何人かのお坊さんがいて、門に赤色のペンキをスプレーで吹きかける作業をしていました。敷地内にも足場が組まれていました。【情報の収集】

その真っ赤な門を見たとき、私は衣替えをしていると思い、実際に作業をしている場面に遭遇するのは珍しいので動画に収めておくことにしたわけです。それにしてもこのような真っ赤な門はラオスでは見かけたことはないので、非常に斬新でした。仏教寺院も色使いやデザインについて「革新」的な要素を取り入れることがあるのだなあと時代の変化を目の当たりにした気分で、その過程に立ち会えたことはとても幸運だと感じていました。【整理・分析】

しかし数日後この寺院を通りかかると、以前の革新的な真っ赤な門の面影はなく、以前と同じ金色をメインにした色使いに戻っていたのです。【情報の収集】

どうやら私が見たのは全体が真っ赤な門にするためのイメージチェンジの場面ではなく、きれいに色付けし直すために下地の赤色を塗るという第一段階だったようです。つまり数日前のお坊さんがしていたのは、これまでの伝統的な色使いやデザインを補修する作業だったわけです。【整理・分析】

これらを踏まえて、本日の「ວັດບ້ານຝາຍ(Ban Fai Temple、バンファイテンプル)」の呼び名として私が考えたのは「革新かと思ったら保守(補修?)だった寺院」です。ラオスにしてもタイにしても、金色を基調とした寺院が多いのは、金という色に高い価値が置かれているからだと思います。特にラオスはとりあえず金ピカな寺院が多い印象を受けます。確かに金色自体は美しいとは思いますが、ほとんどの寺院がそうなので、どれも同じように見えてしまいます。そんな流れに一石を投じた「革新」的な寺院があるんだなあとちょっと期待した自分がいましたが、実際は伝統を維持する「保守」的な「補修」作業だったのです。まあこの寺院は当たり前の補修作業をしたわけであり、私がそれに対して勝手な期待をし、そして勝手に裏切られただけなので、寺院に何ら問題はありません。【まとめ・表現】

ただ、この寺院に関して気になったことが別にありました。グーグルマップでこの寺院を調べると「ວັດບ້ານຝາຍ(Ban Fai Temple、バンファイテンプル)」と表示されるのですが、寺院の前には「WAT SOMESANGATH」と書かれている看板があるのです。しかしグーグルマップにこの寺院名を入れてもヒットしませんし、ネットで調べても出てきません。この寺院のマップ上の名称と看板の名称の関係はどうなっているのかについては、今後の課題としてリサーチしてみようと思います。【今後の課題の設定】

ちなみに、「赤色」はラオ語で「ສີແດງ(シーデーン)」といいます。同じくタイ語では「สีแดง(シーデーン)」となります。ラオ語でもタイ語でも「デーン」と発音する部分が「赤」という意味を持っていて、色を示す場合には共通して「シー」という「色自体」を意味する言葉が前に付きます。

それでは今日はここまで。
♪ポップ・カン・マイ(ພົບກັນໃໜ່、また会いましょう)

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