▶無『意』味・感想〔140〕◀(2024年4月1日)
2月中旬にルアンパバーンに行ったとき不思議と懐かしさを感じたものがあります。マルハン銀行のルアンパバーン支店です。
マルハン銀行との関わりはラオス第2期になってからのことですし、給与振り込みの銀行とはなっているものの、預金の引き出しで利用するだけで、自分の生活にそこまで深く浸透しているわけではないと思っていました。
しかしこうしてビエンチャンを離れ、ルアンパバーンの地でマルハン銀行のマークを見ると、昔から自分と繋がっていたものに再会したような気分で、懐かしくなったのです。
ルアンパバーンは街全体が世界遺産なので、その雰囲気を壊さないような工夫として、建物の色を茶色っぽい落ち着いたものにしているお店を多く見かけます。銀行のトレードマークの赤色はさすがにそのままですが、それ以外の建物の屋根や看板表示などは茶色でした。
確か京都などもコンビニなどの色が他の都市で見かけるものとは違って、歴史的な都市の景観を損ねないような色の工夫がなされていたと思います。そうした歴史的都市は建物一つひとつが独立して歴史的価値を持っているだけでなく、それらを包む空間全体の雰囲気もとても大切ということですね。
ルアンパバーンでもその大切さが伝わってきました。
【連続投稿:925日目】
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