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❖ビエンチャンを見てんじゃん(41)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年5月19日)

♪サバイディー(ສະບາຍດີ、こんにちは)
ラオスもタイも、家の周りには必ず神棚のようなものがあります。
仏教が伝わる前からの精霊信仰(精霊は「ピー」と呼ばれます)に基づくもののようです。

そして神棚だけでなく、道の脇などにお供え物が置かれているのも珍しくありません。
お供え物は、食べ物、飲み物、花、線香、ろうそくなど様々です。

普段はいつからお供えしてあるか謎なものもけっこう見かけるのですが、先月の中旬のラオス正月(ピーマイラオ)では、お供え物も新年を祝うために豪華になっていました。

お供え物とは分かっているものの、コース料理のようで、思わず食べてしまいたくなりましたね。
精霊も新年は特別なのでしょう。お酒までお供えしてありました。

また、ラオスの人々の気づかいや心の温かさを感じたのは、スープと一緒にレンゲが添えられていたからです。食べ物などを家の脇にお供えするだけならば、レンゲは必要ないと思います。しかしこの家の人は、精霊が実際にお供えを食べるとすれば、レンゲがないと困るだろうと考えていたわけです。

単に形式として行うのではなく、心を込めてお供えする。そんなラオスの人々の温かくて優しい信仰心に触れることができた瞬間でした。

ちなみに、「優しい(心優しい)」はラオ語で「ໃຈດີ(chaidi、チャイディー)」といいます。タイ語では「ใจดี(ジャイディー)」になります。

それでは今日はここまで。
♪ポップ・カン・マイ(ພົບກັນໃໜ່、また会いましょう)

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