❖見タイ！知りタイ！伝えタイ（号外６）❖　まいに知・あらび基・おもいつ記（2023年7月19日）

♪サワディー（こんにちは）
タイの次期首相を指名する動きが混迷しております。
7月13日に行われた1回目の指名投票では、前進党党首ピタ氏のみが立候補だったものの過半数375に届かず、指名投票は本日（19日）に行われることになっていました。

しかし本日の昼頃タイの憲法裁判所は、7月12日に選挙管理委員会が訴えていた「タイ憲法で政治家がメディア株を保有することは禁じられている規定に、ピタ氏は違反しているのでは」という内容について、最終的な判断を下すまで、ピタ氏の議員資格を停止するという発表をしたのです。

これを受けて、タイ議会では夕方に採決が行われ、ピタ氏が本日予定されていた2回目の指名選挙への再立候補を禁止したのです。再立候補禁止を支持したのは「３９５」で上院下院を合わせた過半数の３７５を上回りました。

これによって親軍派に対抗する人物を新たに擁立する必要が出てきましたが、第二党であるタイ貢献党のペートンタン氏にさらに注目が集まりそうですね。

それから引退を表明していた現・首相プラユット氏が引退撤回するというようなシナリオもあるかもしれませんね。5月の下院選挙から2カ月が過ぎていますが、この政治的空白状態は長引きそうですね。

ちなみに、「裁判所」はタイ語で「ศาล（サーン）」といいます。ラオ語では「ສານ（サン）」といいます。

それでは本日はここまで。
♪ジューガンマイ（また会いましょう）

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