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❖見タイ!知りタイ!伝えタイ(210)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年1月31日)

♪サワディー(こんにちは)
昨日、帰りに乗ったタクシーは今までになくユニークでした。
これまでもユニークなタクシーはありましたが、昨日のタクシーは群を抜いている気がします。

以前に遭遇したタクシーとしては、後部座席のドアのポケットに何本もペットボトルが入っていて、水がほしいお客さんがいれば販売できるようにしているとか、入れ物にたくさんの飴が入っていて「FREE」と書いてあるとか、お客へのサービスで工夫を凝らすものがありました(「サービス型」と勝手に命名)。

他には、しっかり名刺を作っていて今後も利用してほしいと伝えてきたり、名刺ではなく何の紙切れか分からないものに自分の電話番号を書いていてパタヤとかアユタヤも案内すると伝えてきたりと、お客へのアピールが積極的なものもありました(「アピール型」と勝手に命名)。

この両者とも違うタイプが「プライベート型」です(これも勝手に命名)。ここに属する過去の例としては、後部座席のポケットに販売用ではなく、飲みかけのペットボトルとか開封されたお菓子が入っているものがあります。これはタクシーの車内を自分の家と同じとみなしていると考えられます。

プライベート型の他の例としては、フロントガラスの手前に、自分の趣味となる小物をたくさん並べるものがあります。時には趣味を越えて、信心深さから、様々な縁起物を並べるドライバーもいます。

さて、昨日私が乗ったタクシーはこのいずれの型だったのでしょうか。タクシーを止め、後部座席に乗ろうとすると、座席の奥にたくさんの服がありました。ドアの上にある取っ手にハンガーで吊るされています。一瞬、これは売り物なのかと思ってしまいました。もしそうならば「サービス型」となります。

「サービス型」ならば、ペットボトルの販売と同様に、全ての乗車客に商品を宣伝できるので、固定の店舗でお客が来るのを待つよりも、機動力があり、合理的かもしれません。ただ、ドライバーから服を勧められることがなかったので、どうやらこれは販売品ではなかったようです。

次に思ったのは、わざわざこうして後部座席に吊るしているので、これらの服を自慢したいのだろうかということでした。もしそうならば、変化形ではありますが「アピール型」となります。しかし服を見る限り、高級ブランドではなさそうで、普通の服に見えました。ここから、この服はアピールの道具ではないということになります。

販売品ではなく、また高級ブランドでもないことから、これらの服は単純に荷物として吊るしているという結論に至りました。つまり私が昨日遭遇したタクシーはプライベート型だったわけです。タイ語がほとんど使えないので、どうしてここに吊るしているのかを質問することはできませんでしたが、このドライバーにとって後部座席はクローゼットのようなものなのでしょう。

ちなみに、「ハンガー」はタイ語で「マイ クェーン スア(ไม้แขวนเสื้อ)」といいます。マイ(ไม้、マーイと発音することも)の部分が「樹木」、クェーン(แขวน)の部分が「吊るす」、スア(เสื้อ)の部分が「服」という意味を持っています。

それでは本日はここまで。
♪ジューガンマイ(また会いましょう)

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