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▶無『意』味・感想〔136〕◀(2024年3月28日)
日本では2023年4月1日に道路交通法の一部が改正され、自転車に乗るときはヘルメットの着用が努力義務となりました。
私が住んでいるのはラオスなので、日本の法律が適用されることはありません。それは「主権」という概念が関係しています。一般に「主権」という概念には3つの意味があると考えられています。その3つは、「A:最終で最高の決定権(国家の主役は誰か)」「B:国家の支配権・統治権(国家権力はどこまでに及び、どんなことができるのか)」「C:対内的な最高性と対外的な独立性(国家はどんな存在なのか)」と表現することができます。
日本の法律がラオスに適用されないというのは、このうちのBと関係しています。或る国家についてみたとき、その国の立法権が支配している領域に及ぶのは理解できると思います。同じことは別の国家についても言えることです。そのため日本が支配しているわけではない領域であるラオス国内に及ぶのはラオスの法律であって、ここに日本の法律が入り込む余地は例外的な場合を除いてありません。
ですから日本の道路交通法におけるヘルメット着用の努力義務に基づいているわけではないのですが、ビエンチャンの勤務校に自転車で通勤していると、駐輪場にヘルメット着用を促すチラシがたくさん貼ってありました。
駐輪場の柱だけでなく、停めてある自転車で、ヘルメットが見当たらないものには必ずと言っていいほど貼ってあります。私は自転車を停めるときヘルメットをハンドルにかけているのですが、それでもチラシが貼られることだってあります。
ただここは学校の駐輪場なので、子どもたちの安全のためだけでなく、遵法精神を含めた教育的な目的からしつこくメッセージを送ってくれているのではないでしょうか。
【連続投稿:921日目】
#この街がすき #旅のフォトアルバム
#ラオス #ビエンチャン
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