❖ソラコラ:カラー13(Sky of Clarke Quay with National Day Parade)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年8月12日)
(色んな場所の空(ソラ)を使ったコラージュ(collage)、空の様子は刹那的、刻一刻と姿を変える、私が作るコラージュも瞬間的な思いつき、唯一無二の自己満足)
【記事累積:1653本目、連続投稿:692日目】
<探究対象…シンガポール、空、クラークキー、ナショナルデー、フィボナッチ数列、創作>
今日のコラージュは「ナショナルデーパレードで賑わうクラークキーの空」です。【課題の設定】
2023年8月9日はシンガポールの58回目のナショナルデー(独立記念日)でした。ナショナルデー当日は、ナショナルデーパレード(NDP)があり、最後は盛大に花火が打ち上げられます。去年もこの時期にシンガポールに来ていたのですが、ジャパ中時代の同僚とカフェで談笑していたら、いつの間にかNDPの花火の時間を過ぎていました。まあマリーナベイサンズ周辺での花火は、NDP以外の日にも上がっていることがあり、それを何度も見たこともありますし、新年の花火を見たこともあって、是が非でも花火を見なければという気持ちになっていなかったのだと思います。【情報の収集】
今回のナショナルデーは誰かに会うスケジュールではなかったので、久しぶりに花火を見ようと考えていました。そして今回花火を見るために陣取った場所は、クラークキーのセントラル近くの橋の上。この場所はメイン会場から少し遠いのですが、移動規制を受けない気楽さがあり、またマリーナベイサンズ、ビクトリア・シアター・アンド・コンサート・ホール、国会議事堂、フラトンホテルをまとめて眺めることができるので、以前から好きな景色でした。私が着いたのは17時くらいで、NDPのスタートまでまだ1時間以上ある状態でしたが、橋の上はまだ人は少なかったです。そして橋の上からシンガポール川と真っ白なエルギン橋も含めた素敵なアングルで撮影できる場所を確保し、そのアングルの太陽の変化を定期的に撮影しながら、花火が上がるのをひたすら待ちました。【情報の収集】
そのため今回の素材は、同じアングルではあるものの、時間によって空の明るさ、次第に灯り始める照明の輝き、そしてそれらを受け止める川の色が刻一刻と変化するので、アングルそれぞれがグラデーションのような関係性になっていました。そこで、これをどう重ね合わせると、グラデーションの良さが表現できるだろうかと試行錯誤したものの、同じアングルを少しずつずらしながら重ねる手法は、以前にラオスの自分の部屋から見える景色で用いていたため、少し新鮮さがないなと思ってしまいました。【整理・分析】
次に考えたのは、重ね合わせるのではなくコマ撮りのように、時間帯が早いものから順番に並べていって、それで画面全体を敷き詰めるのはどうかと考えました。ただこのアイデアも、ソラコラ・シリーズではありませんが、タイに住んでいたとき毎朝撮影していたベランダからの空の様子について表現するときに使ったことを思い出したので、これもボツに。【整理・分析】
ただ時間帯が早いものから並べていくと、色合いの変化が分かりやすいのは間違いないので、以前のように単純に横に並べていくのでなければ、新たな表現方法になる気がしました。そうして写真を色々動かしていると、双六のように中心からグルグルと曲線を描きながら写真を並べるアイデアが頭の中に。最初はベースとなる写真の上に、同じ大きさの写真をグルグルと配置してみましたが、スペースはそれほど広くないので、たくさんの写真を配置しようとするとそれぞれが小さくなってしまいます。しかも均等な大きさなので、デザインとして単調な気もしました。【整理・分析】
そのうちに図形がグルグル回るイメージの一つとして「フィボナッチ数列」の面積の変化が頭の中に。これだと最初の四角形はかなり小さくなりますが、だんだんと大きくなりながらグルグル回る動きに面白味もあります。しかしベースとなる写真と、重なりながらグルグル回る写真との繋がりが希薄かなと思ったので、ベースの写真はNDPのスタートの方でシンガポール国旗をヘリが運んでいる写真にし、その国旗の部分がちょうど、面積変化の中盤に相当する四角形の位置にくるようにしました。そしてその四角形の位置には何も置かず、ベースの写真が見えるようにしてみました。【整理・分析】
こうして13枚目のコラージュが完成したのでした。【まとめ・表現】
#この街がすき #旅のフォトアルバム
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