▶無『意』味・感想〔128〕◀(2024年3月19日)
大きな涅槃像が見所のワット・タートカオにて。
お釈迦様が横になっていますが、その脇で他にも横になっている奴がいます。
相当眠かったのか、私が近づいても全然起きません。
あともう少しで触れそうな距離になったところでようやく目を覚ましましたが、警戒するとか、逃げるという考えはなさそうで、少しこちらを見たあと、背中を向け大きく伸びをしてから再び寝てしまいました。
その堂々とした態度は、大きな涅槃像と一緒に生活していることで培われたものなのかもしれませんね。
「煩悩の火を消し去ろうと修行していたお釈迦様でさえ寝るのだから、いわんや私のような獣をや」
奴の態度からはそんなメッセージが伝わってきました。
ふてぶてしいと言うべきか、達観しているというべきか。
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