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駄菓子屋を作る

こんばんわ。

近頃小説の方はさっぱり更新しておりませんで、理由としては駄菓子屋を作っているからです。

なぜ作りたいのかと言いますと、作りたいから以外に理由がなく、その一心で狂ったように小さな駄菓子屋さんのある光景を小さなコレクションケースの上で再現しております。

元のキットはマイクロエースの風物詩シリーズの「駄菓子屋」です。


スケールとしては1/60とまずまずの小ささ。
箱絵はなんだかとてもレトロで懐かしさ満点!な感じですが、プラモ初心者は箱を開けてみて腰を抜かすこと必須のキットとなっております。

その理由としては……

まっちゃいろ!


・着色なしの茶一色のハードボイルドなキット
・「シール」と書いてあるが、添付シートが糊も何も何もついていないただのカラー用紙
・見ての通りバリが特攻の拓ばりにバリバリしている

という点につきます。

小さなアイスボックスや三輪車なども付属しますが、当然全て茶一色です。
ただしおまけで土のパウダーと木のジオラマがつくので、素のまま組むとまぁ…いいんじゃない?的な仕上がりになります。

どうせ作るならとことん小さなリアルを作ってみたいと思い、たけちゃん奮起しました。
まず、ガンプラと違ってパチパチと組めるものではないので必須となるアイテムは

・ニッパー(パーツ切り出しに使うよ)
・プラモ用接着剤(組み立てるのに使うよ)
・カッターやアートナイフ(バリを削るよ)
・やすり(バリを削った所を平らに整えるよ)

の4点。

そこから更に塗料や各種素材があればグッとリアルが現実にフィットしてバッチのぐーぐーがんもちゃんになる訳です。

手始めに建物に木の質感を与えるため、アートナイフでキット表面に傷をつけて行きます。

触れるものとにかく傷つける。
まるで折れたナイフのようだぜ

表面にこうしてひたすら無心で傷をつけることでのっぺ〜りとしていた表面がなんとなく本物の木っぽくなります。

この上にタミヤのアクリルブラウンを筆塗りすると……

こんな風になんとなくそれっぽい!感じになります。

ここまでがベースの作業で、ここから墨入れやウェザリング(汚し塗装)を加えて行きます。

駄菓子屋さんなのに付属のお菓子がのっぺりとしたイラストの書かれた紙の印刷物のため、本物の駄菓子を極小サイズにプリントアウト。
うまい棒はちまちま切り出して針金に巻きつけて一本一本カット。

続いて、レトロ看板も同様にプリントアウトしてアルミ板にぺちぺち貼り付けて汚して行きます。

するとだんだんとそれっぽくなって行きます。
駄菓子屋さんの内装の壁紙はカインズの壁紙補修シートを代用してます。

100円玉とのサイズ比
きなこ棒や麩菓子も作りました


看板ばんばん



少しずつ少しずつ、しかもひとつひとつの作業にめちゃくちゃ時間は掛かるのですがとても楽しいです。
作る目的とか聞かれるとイライラしてぶん殴りたくなりますが、作りたいから作ってる以外に目的はないのです。

でも物を見る目が変わると言いますか、よりリアルに作りたいなぁと思うので街の色んな風景に目がいくようになります。

今回のジオラマは目の前にドブ川的なものが流れている光景を予定しているので、街の用水路を覗き込んでは仕組みや色、藻の生え方など眺めてはふむふむ、しており、すっかり不審者そのものと化しています。

そういった風に何かに集中して物を捉える癖は小説にも活かせるんじゃないかと思うので無駄ではないと自身に言い聞かせてもいます。

今は駄菓子屋さんの裏手に神社(庭神社的な)を作り、その側には埼玉でちらほら見られる魔除けの「フセギ」を再現したりしています。

チ◯ンポじゃなくてフセギです。しかし、フセギは不思議なことに一部がチ◯ポなのです。


パッと見たら心ほっこりで懐かしい光景、でも引いて見たら実は物騒だったり気味が悪い光景、みたいなジオラマにしたいなぁと思いながら作成中です。

この辺りの世界観は普段あちきの書いている小説とかなり類似しているかと思います。
そういう不気味な世界観がやはり好きなんです。

古ーく見えるのにテレビは新しい、とか


お隣さんがあったり川を流したり電飾なども仕込む為、まだまだ完成は先となりますがライフワークの一環としてこれからも完成に向けてがんばしたいと思います。

最近の私はこんなことをしておりました、という記事でした。
ではでは。

川床を作りました。雑草類は本物を拝借。
店名はある小説より。

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