【小説】 感嘆符 【ショートショート】
ベルトコンベアの上を延々と荷物が流れて行く。同じ形で同じ重さの、同じ商品達。
5分に1回程度、弾かれる荷物がある。俺はそいつを手に取り、軽量器に載せる。今回のは、内容量が足りていなかったみたいだ。
そんなつまらないバイトを終えた俺はさっさと作業着から私服に着替え、薄暗い倉庫を出るついでに警備員に一礼をする。
「お疲れっしたぁー」
「あっ、あぁ……お疲れ様です」
バカ警備員。何ボーッとしてんだよ、人の顔見て驚きやがって。どうせ暇こいてエロい妄想でもしてたに違いない。