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動物総選挙とペットの歴史

あっという間に
衆院選挙も終わりましたね。

選挙と言えば、思い出すのは、
以前、立候補者の看板を背に、
ご主人の帰りを待っていた、
2匹の子犬の姿です。

まるで、

「私たちは、公約を守ります!」と、

立候補している様でした。

私たちは、
選挙で自分たちに「役に立ってくれる人」を選ぶけれど、
それは動物に対しても同じかも知れません。


実はむかし、
イヌは
この世界に存在していませんでした。

存在していたのは、

犬の祖先である、
オオカミだけでした。


ところがある時期、
オオカミの一部が立ち上がりました。

「私は従順で役立ちます‼️」


公約を掲げ
「動物総選挙」に立候補。

みごとに当選して、

「動物史上初のペット」
となりました。



当選後、
「オオカミ」は、
政党名を「イヌ」に変え、

公約を守り続けました。
そこは偉いと思います。

結果的に、
人類の信頼をしっかり勝ち取り、
ペット界での安定多数を獲得し続け、
人類から愛される存在になりました。


「動物総選挙」は、
その後、多様性新時代へ


「馬」や「牛」や「羊」など、
のちに家畜と呼ばれる勢力も、
次々と新党を設立、
動物総選挙は新時代を迎えました。

そんな中、
シマウマだけは、
最後まで「従順」を拒み続け、
人類のペットにはなりませんでした。

ライオンに襲われるイメージの
シマウマですが、
実はオオカミより、
自分らしさを貫いている様です。


一方、
ペットとしてはイヌより後発ながら、
イヌからペット議席数で、
世界一を奪った猫は、
与党と言ってもいいでしょう。

時代の変化にも柔軟で、
人類の食料事情や、
住宅事情の変化に伴い、

長年続けてきた
「納屋で、ネズミを獲る党」から、
「屋内で、人を癒す党」に転向。

さらに
「私は役に立ちます!」主義から
「どちらが主人でしょう?」主義へ

政治に興味がないと言われる、
若い世代や女性票も取り込み、
ペットの新しい潮流を創り出し、

21世紀になると、
YouTubeとの親和性でも、
他のペット政党を圧倒、
多くのスターを輩出し、
人より稼ぐ猫が続出しています。


私たちの白金にあるお店シエナでも、
古株のスタッフとして、
時々ゲストの膝に乗ったり、
一緒に新人の面接したり、
選挙ポスターに登場したり、

「本当は誰が店長でしょう?」と、
他のスタッフに、
寝床や餌を用意させたりしつつも、

みんなから愛され続けています。





いつの日か、
大統領選に出馬するかも知れません…。

もちろん私は、
投票してしまうでしょう 
❤️

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