時間よ 止・ま・れ ウララかに
フェリアーレ(素敵な平日)だった。
時間が止まったような午後だった。
春の〜、ウララの〜、隅田川〜〜♪
コレって、かなり古いかぁ。
でも、当時としては、
西洋風として最先端だった。
なので音楽の教科書にも載っていた。
この曲がリリース⁉︎
された 当時の人たちは、
まさか「人生100年時代」が来るなんて、
隅田川を行き交う船の上で、
考える時間はなかったでしょうね。
の〜ぼり〜、くだ〜りの〜、船人が〜♪
春の風を感じながら、
隅田川沿いの公園を、
Apple Watchが、
「もっと歩数を増やしましょう!」と、
暗に左手首に圧をかけて来るに任せ、
ゆらゆらと散歩していました。
※
ふと前方を見上げると、
公園内に時計があるじゃないですか。
おや?
時計が故障中。
時計が止まっている…。
冒頭の隅田川を歌った「花」
作られたのは1900年らしい。
それから122年後の今、
みんな腕時計をしているから、
あまり公共の時計を、
時間の目安にしていないことでしょう。
でも今、ここでは、
時間止まってマ〜ス!
誰かが梯子をかけて、
手作業で、一生懸命貼りました風な、
アナログな張り紙感も、
何だか微妙に微笑ましい。
西風が笑いそう…。
すると、
頭の中のジュークボックスに、
次の曲が流れてきた。
時間よ〜、止まれ〜♪
懐かしい曲だなぁ。
コレも、まだ古いか。
でも、待てよ、
何か気になるなぁ、
どこかが引っかかるなぁ…。
そっかぁ〜!
公園の時計も止まっているんだから、
わたしの時間も止めちゃおっか!
考えてみたら、
時間って、
単なる目安なんだから。
なにも、奴隷のように、
必死に従わなくても良いのかも。
時間よ止まれと、
永ちゃんも歌っているし、
時々、
気が向いたら、
自分で時間を止めちゃっても、
いいんだよねぇ。
なんで今まで、
律儀に従ってたんだろう?
なんで時間の奴隷に、
なっていたんだろう?
そう言えば、
コレからは 人生100年時代らしいしから、
100年生きるためにも、
何気ない日常に笑顔と健康と、
ときどき時間を止める自由を!
わたしの「老化時計」は、
故障中です!
しばらく先には進みませ〜ん…。
コレだったら、
少しは、新しいかなぁ。
でも、
この前YouTubeを見ていたら、
科学者が言っていた。
「人間は1,000年生きられるかも」って。
もし「花」を作った、
滝廉太郎がそれを聞いたら、
頭の中で、
隅田川に花火が打ち上がるかも知れない。
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