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【たけポン通訳ガイドに挑戦!?北海道旅 その8】

【ちょいと休養日??】


朝、なんと多分戦後ぐらい?から実際に使っていたという、大昔のフィルムカメラを見せてくれた。多分、材料があればまだ写すことも可能だという。
庭にはエサをあげていることもあり、さまざまな鳥が集まってくる。早速ステファン、鳥の撮影に夢中だ。


実はこの日、朝のツル&フクロウツアーをこなした上で、霧多布に移動。そして霧多布でも翌日にツアーという予定で、基本的にツアーにお任せして僕はお休み…という計画だったのだが、昨日の体調不良もあり急遽変更。
今日は一日基本的に休み、民宿木里に連泊。明日、霧多布に移動することにした。
そのため、ツアーは二つともキャンセルだ。


しかしこれ、案外よかったのではないかと思う。
今日参加予定だったツアー、聞いてみるとメジャーなところを廻るだけで、そんなにコアなところに行けるわけではなさそう。
もちろんタイムスケジュールに沿った行動も必要で、気に入ったポイントはしっかり撮影したいステファンからすると、ちょっとストレスかも??という気もする。その点、完全出たとこ勝負・計画変更も自在な僕のプランのほうが、相性がいいかもしれない…と勝手に思っている。

木里のオーナーに周辺情報を聞いてみたところ、あまり近辺にはお勧めできる店は少ないらしい。
そして、クラウディンが日本庭園的なものを見たい!と言っている。道路わきの、しっかり刈り込んで形を整えている松の木?がとても気に入っているようだ。
おススメのコーヒー屋さんも釧路にある!
ということで、釧路市街まで昼からお出かけすることに。
ここから釧路まではおよそ1時間少々の道のりではあるが、あれ?結局あまり休みにならない(僕にとっては)と思いつつも、まあ面白そうだしいいか。


お昼ご飯は竹老亭という、釧路市内の老舗のお蕎麦屋さん。ここは庭園があり、クラウディンの要望も満足させることが出来る。
ごま油などを使ったちょっと変わった無量寿蕎麦や、蕎麦寿司をオーダー。変わり種の、オリジナルな味を楽しむことが出来た。食後は庭園を散策。京都や本州のお寺などの庭園を知っていると、人工物が多かったり、足元も普通にアスファルトだったりとちょっと格落ち感は否めないが、北海道には日本庭園が少ないらしく、貴重な存在とのことだ。

クラウディンによると、庭園の木の刈り込んだ形が、雲のようで、クラウディカットと呼んでいるんだよ!と教えてくれる。くしくも彼女の名前と似ている。
松の木を丸くカットする技術が凄い!と喜んでいて、自分のガーデンでもトライしているが、なかなか上手くいかない…そのうちその技術を勉強したい!と言っていた。
彼女はとても好奇心旺盛で、旅の途中、様々な日本語を覚えるのにもトライしている。フランスでも勉強してきたようで、事あるごとに披露。
これは何というの?と質問してきて、帰る頃にはどれだけ覚えて帰るだろうか?


お次は、ここもお勧めしてもらったコーヒー屋さん。ネルドリップで一杯一杯作ってくれるこだわりのコーヒー屋さんだ。デザートも狙っており、そのために昼は軽めに済ませていた。美味しいデザートとコーヒーの組み合わせは最高!僕はコーヒーは濃いめの味が好きだが、クラウディンやステファンはそうでもない様子。
フランスと言えばエスプレッソのガツンと来るイメージがあることを話すと、みんなが濃いのが好きなわけじゃないよと笑われた。

帰り道、天気は下り坂だが、むしろステファンの眼には好都合か。フクロウ、見に行く??と聞いたら当然答えはイエス。
帰り道から林道に少し入り、しばらく走る。
すると、怪しげ?な車が止まり、林の中を撮影する人が。
間違いない。
僕も止めて聞いてみると、あそこにいますよ!と。
え?どこ???


あ…いた!
まあまあ離れているうえに、木と同化するような色なので、なかなかこれは見つからない。
この人が居なければ見つからなかったかも。
朝見た段階での予報にはなかったのだが、雪がそれなりに降ってきた。撮影にはどうなのかな?と思ったが、雪が降る中でのフクロウというのも人気なシチュエーションなのだとは先客のカメラマンさんの弁。
暫く撮影を楽しんでもらって、宿に戻った。

僕は再び温泉へ。今度は標茶の町中にある温泉宿の日帰り入浴。コチラもモール泉のようなお湯の色。この辺りでは標準なのかな?
コチラはサウナあり、水風呂ありなので、しっかりととのうことが出来る。
やはり運転しつつ、動物も探しつつ、英語でも対応しつつ、というのは普段使わない脳みそを使っている感じがする。少しでも疲労回復しておくのは重要だ。

今夜は、常連さんも泊まり合わせて賑わう民宿木里。
旅好きさんや、カメラマンさんもいたりして、にぎやかな夜となった。

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