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私の備忘録

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独学我流で写真を学んでいる私の立場から必読の記事を掲載させていただきます。
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2023年11月の記事一覧

この身は(2023/11/6)

過去の全てと繋がって 未来の全てと繋がって 留まる事無く この身は 今此処に在る

詩ことばの森(71)「冬の駅舎」

冬の駅舎 冬の町に 小さな駅舎が 明かりを灯す夕べ 薄暗い改札口から 懐かしい姿で 降りてくる人びと それらの出会い そして別れが 目に染みるのだ 人の生きるという姿が 故郷の小さな駅舎で 心をとらえて離さない 一晩中 灯されつづける 古い電灯の光は さみしい ぼくの心だ プラットホームで線路を 浮びあがらせる電灯は まるで かろうじて生きている 影をうつしているみたいだ 森雪拾

自分の弱さを見つめ、受け入れる

ミニチュア作家のいわなり ちさとです。 紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。 自分が違うと思ったことにはNOと言えるようになりました。 60歳を超えてやっとのこと。 それでも、NOと言ったあとに怖がられたかな?嫌われたかな?という一抹の不安がかならずやってくるのです。 流行り病の間、一人でいることが増えて、自分で工夫して楽しむことができるようになったのに、やはり世間を覗いてちょっぴり不安になる。 これは直すことのできない私の弱さかなと感じています。つ

コダマコトダマ|#小牧幸助文学賞

脈打ち呼ぶ己が声に魂を研ぎ澄ませてみろ。 「20字で小説を書く」 小牧幸助さんの企画に参加させていただきました。 20字で小説なんか書けるの?! と最初は思いましたが、限られた枠(制限)の中で産み出されるものって奥深く面白いなぁと感じました。人生においてもまた然り。 創作は殆どしない者ですが、とても楽しかった!みなさまも是非気軽に参加されてみてください。 新しい世界が拡がるかも...!? #小牧幸助文学賞

聴こえる祖母の声

数年前に他界した母方の祖母は 大変我慢強く、精神的に強い人間だった。 昔はそんな祖母をハッキリしていて少し怖いと思う事もあったが 同時に 誰にでも優しい眼差しとお日様の様な温かさを併せ持つ人でもあった。 単身上京や出戻り、戦争や病気 様々な苦労を経験した様で 長生きはしたものの40代で祖父に先立たれてからは ずっと一人だった祖母。 左薬指の指輪は生涯外される事が無く 心は一人じゃ無かったかもしれない。 しかし いつか祖母が私に話してくれた本音がある。 (やっぱり寂しく

選評*一茶忌や母の名刻む竹定規

☆小林一茶の生涯・・・flow Essence 美年~mitoshi~ さんが詳しく記事にされています。ご紹介します。 【スキ御礼】選評*自然薯の児の丈ほどを掘り上げし

人は生まれたら死ぬことに向かっているのも平等です

人は生まれたら、 死ぬことに向かっているのも平等です。 人だけが特別ではないということです。 私は、 ずっとがんの病棟で働き、 緩和ケア病棟を立ち上げ、 緩和ケア病棟看護師長として働いていました。 そんな中で母親が脳出血で突然他界し、 私の心が崩壊した時期がありました。 人が亡くなっていくことに、 耐えられない時期もありました。 自然界を見てください。 春になると草花が芽吹き、 虫たちも動きが活発になります。 夏になるとさらに活発になり、 虫たちが受粉してくれる

稲作もミニチュア制作も感じて動くのが鍵かな?

ミニチュア作家のいわなり ちさとです。 紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。 昨日は生暖かい強い風が吹き抜けるおかしなお天気でした。 夏日だったようです。 いつもと違うことが多いと人は不安になりますね。 カメムシの多さも驚くほどで、もし、これが小さなメカで人間を観察し、時には攻撃してくる先兵だったとしたらなんてSFのようなことも頭をよぎります。 小説のネタになりそう。不安を感じてもネタにして面白がる心の余裕があればいいのかなと思います。一途に不安にとら

詩ことばの森(56)「木にふれる」

木にふれる 木にふれると 指先に温かさを感じた 木の肌に 耳をつけると 水の流れる音がした 木は生きているね と きみに話したら それは ぼくの体温で ぼくの血の 流れている音だ という なるほどな と感心しながら ぼくは ぼく自身にふれてこなかった 重大な過失に気がついた 生きていることを 自覚しない生き物を前に 木は驚いたことだろう 不思議とも 不気味とも 思ったにちがいない ぼくはふたたび 木の下に立った そうして 手のひらで 木の幹にふれた あたたかい命が

November 2, 2023: Pareidolia (パレイドリア)

I sometimes saw something moving when I lay on the bed and looked at the wall by it. It was very small and thin. It was like a tiny spider. When I found it, I looked at it carefully to identify what it was. Then, I found out that it was not