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ようやく決めた。

この一ヶ月、ずっと迷っていたのだった。

何を迷っていたかというと、得意な俳句とエッセイは続けるとしても、三年間習って伸び悩んでいる水彩画を続けるか、あるいは数学検定を受けるために数学を学び始めるか、どちらにするかということだ。

特に相談するあてもなく、昨日は精神科の先生に相談したが答えは出ず、今朝目が覚めて二時間ほど悶々とした挙げ句、数学を頑張るのは止して、今まで通り水彩画教室に通い続けようということに決めた。

なんでこんなに悩んだかというと、人生における成果が無性に欲しくなり、居ても立ってもいられない状態になってしまったのだ。要するに報われたくなった。

とはいえ、最近は始めて数ヶ月の俳句で入選や佳作が四回続いたり、文章力も相当程度ついてきてnote創作大賞のエッセイ部門に応募したりと、文芸の部分には明らかに伸びしろが見えてきた。

そこで、二の矢が欲しくなり、伸びしろの薄い水彩画は止めて、昔得意だった数学に取り組みたくなったのだ。だが、水彩画教室に通った三年間が無駄になる。

でもねー、実際のところ成果を出したかったのは、心の病だと世間から無知無能だと思われがちで、それを見返してやろうという気持ちがあったのは確かだ。

しかし、それもあっさり俳句の入選や佳作四回で叶ってしまったので、それほど思い詰めなくてもいいかなと思い、改めて考え直してみた。

その結果、ものすごく尊敬している俳人の正岡子規と同じ俳句とエッセイと水彩画に取り組めば十分かなと思ったのだ。数学や物理の理系は教養程度で済ませば十分だし。

思いは高まったが、自分の今の状況や調子を考えてみると、正岡子規プラス理数系の基礎というのが取り組む分野としてちょうどよく、若干の余裕もできる。しかもいいことは、俳句とnoteが調子良く書けているということに尽きる。今年のnote創作大賞のエッセイ部門は落選したが、こうやって文章を綴るのも面白く、来年度の応募まで楽しくエッセイを書き続けられそうだ。しかも俳句も次々と入選を得られそうな気がする。

ということで、調子のこともありそれほど気張ることもなかろう、それに世間を見返す必要もないと思い切り、創作活動一本でやることにした。

結局、敬愛する正岡子規先生に導かれる結果となったが、寺田寅彦先生も好きなので、数学や物理の入門書は学んでおきたい。

さて、来年のことを言うと鬼が笑うのだが、今からずっと上記のジャンルに取り組み続けて、特に文芸では入賞や入選というちゃんとした結果を得たいと心底思っている。もちろんそのための地道な努力を続けたい。

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