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サブスクリプションで儲かる事業儲からない事業

最近サブスクリプションというビジネスモデルが流行っています。

このサブスクリプションを用いたビジネスでも上手くいくものと上手くいかないものがあります。

この差は何なのかを検証していきたいと思います。

失敗事例

ゼネラルモーターズの場合

ゼネラルモーターズは月額1,800ドルで、車両登録料、税金、保険料、メンテナンス、修理、24時間対応の緊急サポートを提供するサブスクリプションサービスを開始した。

だが、思ったように集客ができなかったため失敗に終わった。

Aokiの場合

スーツメーカーのAokiは「suitsbox」という、月額7800円で好みやサイズに合わせてスタイリストが選定したスーツやシャツ、ネクタイのセットを提供するサブスクリプションサービスを開始した。

だが、既存顧客が流れていったことと運用コストが想定以上にかさんだため、会社の利益が減ってしまったため中止された。

ZOZOTOWNの場合

ZOZOTOWNは「おまかせ定期便」という、送料200円のみで「サイズ」や「服の好み」などアンケートに答えると、ZOZOTOWNの取り扱う50万点以上のアイテムが選んで送られる。気に入ったものだけ購入し、不要なものは返品可能というサブスクリプションサービスを開始した。

だが、サービスを利用している人のうち新規会員は購入率が高かったが、既存会員の購入率が低すぎて採算が合わなくなってしまい、中止された。

失敗事例から見るサブスクリプションの弱みと対策

サブスクリプションをする主な目的は2つあり、1つはサービスとしての差別化。もう1つはブランドへの認知や依存である。

実は失敗事例のほとんどは後者によるものだったりするのだ。

では、サブスクリプションの弱点とその対策は具体的には何なのか?
最後に説明して終わりたいと思う。

①想定以上の利用をされる可能性のある事業モデルにしない

これはよくある話なのだが、1ヶ月食べ放題サブスクリプションなどで想定以上の飲食をされると赤字になるのだ。
サブスクリプションをする際は供給量に上限をつけるか、データなどの供給量で経費が変わらないものにすること。

②サブスクリプション事業単体で黒字にする

これは傾向として、大手のサブスクリプションによるブランド認知は軒並み失敗しているから言えることである。
そのほとんどが赤字で撤退しているので事業でサブスクリプションで採算をとる工夫が必要なのである。

③サブスクリプション以外の付加価値をつける

サブスクリプションのみで付加価値をつけると、価格勝負なので必ず経費がかさみ赤字になるのだ。
よって、サブスクリプション以外のコーディネートなどの部分で差別化をする必要があるのである。

まとめ

サブスクリプション単体で黒字化できる事業にするというのは筆者が一番強く言いたいところである。
安易なサブスクリプション化は破滅しかしない。

おまけ

他にも多くの記事を書いているのでよければ見てみてください!
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