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これから必要になって来る、図書館員の”本当”の意識。

 個人的には、図書館へ働きに来る人達ってそれなりに思い入れがあってきているというのは感じます。しかしながら、それが私から見る限り、間違った方向へ行っている人たちが割と多いとも。その辺りについて個人的感想として述べておきます。ですので、正邪の判断ではなくあくまで一つの見解として捉えていただければよろCかと。

 私は図書館に対して愛着あっても、現状を肯定的に見ていません。だからむしろドンドン変えておかないとダメだろ、と思う方です。

 私が問題を感じる今の図書館のスタッフというのは

べき論やこれまでの価値観のみが前提

の場合。技術の進歩や新しい価値観が上手に取り込まれてないため、スタッフの中にも否定的な反応を示す人もいました。

 大学や教育機関だと学生や研究者(=教授など)に限られるため、そもそもパイがほぼ決まっている。そうなると利用者数はコントロールしやすいのですが、利用者の質というか、どんな皆さんかは学内の事なので分かってしまう。だから、そういうのを見ていて呼び込む気にならない、といった現象もあるかもしれませんね。

 実際、職員側から学生の質を嘆く様な言葉を何度となく聞いたことがありますが、私の様に接遇(接客の意味)経験も十分ある身からすると

それは違うなぁ

というもの。ちゃんとレクチャーして理解すれば、できるようになったのだから。

 これもまた、私が大学図書館で実際に学生へ独自のアプローチして、変化をこの目で見ているからこそ言えることです。餅ロン、偏差値の高い大学生の方がそういう変化を促す労力は明らかに少なくて済むのは分かる。が、だからと言って低偏差値の大学生がダメかと言えばそんなことは無いと思う。ダメ学生だった私だからこそ、粘り強く道筋をとにかく立てて行けばやれることもまた、知っているのです。

 なので、こうしたチャレンジというかアプローチを図書館という環境に愛着があるのにやろうとしない人は、無いのと一緒にしか思わない。結局、自分の正当化に走っているだけ。自分のエゴが先走っているだけで、とても利用者の事を考えた先に自分の思いがあるように思えない。

 こういう体たらくだから、私からだとこういう風にしか見えない。

図書館の仕事に携わっていたいだけじゃん

と。すでに何度か言及しておりますが、現状での仕事内容だと

イクラでも替えが利くので自己満足の世界でしかねーよ

という事にも、なる。それが分からないんでしょうね、ヤッパリ閉鎖的な世界と、言えるトコがあるし。

 実例を挙げると、自分の図書館の仕事に追われているままに、利用者増についての思考が全く向いてないことを見てマス。受け身の対応のままで、増やそうというより、今までの延長線上の範囲からも出ようとしない。

 こうした内向きな皆さんは愛し方を間違えているとしか思えないですね。大いなる勘違い系としては、静かでマイペースにゆったりとできる、というのを仕事の中にも求めているから。んな事したら、質が向上しないんだから、結果的に自分の望むような利用者レベルにならないよ。

 こういう事で一番わかりやすいのは、書架の状態。図書など細かい部分まで見てみるとよい。見分け方を教えておくと

書架の並びは整然としているか

汚破損についてキチンと修理・整備されているか

請求記号の並びに不可解・不自然なところは無いか

この三つを意識してチェケラするだけでも、内部の人間の仕事の質が分かろうというモノ。もっと細かく見ればドンドン粗いかどうかも分かりますが(笑)、ここではそういう意地悪な重箱つつきをするテーマではないので、ここまで。

 現在リアルタイムで大学図書館も公共図書館も利用しているので、

相変わらずだなぁ…

という内容を見ているとすごくもったいない気がしてますね。でも、あれらがそうである理由も想像がつく。そこに風穴を開けられるような力量と履歴がないと、こうしたことは動かない。あくまで現状で見る限りでは、

他に収入の手段を持った上でシュミみたいに働く

のか、

現状で求められる履歴を満たして枠が空くのを待つ

かなんじゃないかな。それが嫌なら、使われる側の皆さんが意思統一して政治圧力かけるとかしかないよ。(笑)

17.9.26作成 19.10.8修正

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