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善意で身を滅ぼした人たちの歴史

 フツー、善意って素晴らしい!と思うでしょうが…歴史の中でだとなかなか厳しいですね。善意でかえって身を滅ぼしてしまったケースとかもあるので、

善意が万能ではない

ってことをそこから気づいてもらえたら嬉しいですが。

 まず、善意でありながらピンチに陥った例として

王様が権力を譲ってしまい、最後は殺された

こと。これはホントに、目も当てられません。

 この王様は名誉欲が強く、自分が心優しく慕われる王になりたい、と思っていたようです。そのため、著名な人物が来た際にどうしたらそうなれるか?と聞きました。

 その際に、

自分の部下を信じてゆだねることです

と答えた。それを聞いた王様、自分の補佐役に全部譲ってしまった。

 そうなると、この補佐役に権力が集まることになり、当人が独裁的な政治で自分の思うようにしかしなくなる。で、それに抵抗する人たちとの争いが激化していくことに。

 で、どうなったかというと

聞いた著名人は実は敵のスパイ

だったので、その国に援助要請をして逆に占領されてしまった。その際に王様も殺されてしまいました。

 王様は人民のためにアレコレしてたし、慕われるような王になるためには…と考えてしたこと。でも、結果は殺されてむしろ批判をうけることに。

 これ以外でも似たようなケースがありました。王様に家臣が

王様は良いことをするために賞与の方を担当してください

と。続けて

私が憎まれ役しますから罰を与える方を担当します

と。当然王様は良いことしたい、感謝されたいと思う。皆さんの中でも同じように考えた方、いらっしゃいますか?その結末はどうなったかと言うと…

罰を恐れてみな、家臣の言うなりになってしまった

訳です。そしてクーデターを起こし、王様を殺して排除。これ、実話ですからね。こんなことが現代で起こらないでしょ、と思った方は甘いと思いますよ。

 単に現代では命まで取られないというだけですし、国によってはこのケースが実際に起こりうる状況のままの場合もある。また、こういう話もあります。

 ある時、好ましく思っている部下がかじってみた果物がオイシイと思った。で、王様に勧めたら

オレにオイシイ果物を食べさせてあげたいと思ってくれたんだな

と喜んだ。ある時には身内にトラブルがあって思わず王様の乗り物を使って駆け付けた。その際も王様は

孝行なことだ、我を忘れて真っ先に駆け付けるとは

と感心しただけ。でもこれにはオチがあります。

 その後、くだんの部下は王様から好ましく思われなくなり、王様は

こいつはかつてオレに食べかけの果物を食わせやがった!

と怒り、かつ

こいつはかつてオレの乗り物を無断で使いやがった!

と怒った。で、その部下は処分されてしまう…というものだったんですね。これもまた、餅ロン実話です。

 こうしたことから考えても、善意万能ではないことが分かると思います。善意は動機としてはその方が良い、という程度のことであり結局問われるのは

その中身が妥当で為になるかどうか

だとこれらを読んで私は感じましたね。皆さんも善意万能で押しつけになってないか、ちょっと振り返ってみた方が良いと思いますよ。それが結果的に、あなた自身も救うことになるのだから…。


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元図書館ギョーカイの人。元職として図書館関連、歴史や経営・組織論、興味の沸いた分野中心に書いてゆきます。現在離職して通教で大学生やってますが、お仕事も募集中です。
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