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都道府県の「目」はどこだ

「緊急事態宣言中でも繁華街への人出が増えている」というニュースで、キャスターの背後に東京と大阪の地図とともに、それぞれ「渋谷と梅田」の位置に丸印が表示されていた。

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あれ、なんか「生き物の顔」っぽく見える……?
東京は、東京湾が乱杭歯の「肉食怪物」
大阪は、向かって左を向いた「とぼけたシャクレ顔の男」

都市の位置は、県庁所在地とか、「○ ○県のヘソ」と自称する中心地点くらいはあるけれど、「目」というのは聞いたことがない。
絶妙な位置に丸を付ければ、都道府県は「顔」に見えるんじゃないか。
逆に言うと、「顔に見えるような目の位置」こそがその県の「目」であり、ある意味県庁所在地よりもその県を物語る象徴なのではないか。

我ながら大胆な仮説だ。

3つの点があれば顔に見える、という現象は「シミュラクラ現象」とか「パレイドリア効果」というらしいが、俺は一点で見抜いてみせる。というか俺が決める。

さあ、都道府県の「目」はどこだ!
まずは東京都、右を向いた乱杭歯の獣よ。おまえの目は、、、

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上野恩賜公園!
眠らない街で人々の夢と希望を喰らう怪物の目は、渋谷より上野が似合う。
東京らしい場所だぜ。どちらかというと、「一昔前の上京した田舎者にとっての象徴」といった感があるが、交通のターミナル都市であることも「目」の定義として説得力を感じる。

次に大阪府の目は、、、

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淡路!
シャクレ顔の男の目の位置を精査したところ、淡路に決定。
これといった特徴の無いボンヤリとした町だ。兵庫県淡路島とよく間違えられるし。しかし阪急電車と大阪メトロ堺筋線が乗り入れているので、大阪府民にとっては「降りないけど馴染み深い」という不思議な町なのだ。交通の要所、これは「目」の要素たりうるのかもしれない。余談だが、隣駅の「柴島」の存在感の無さの方が味わい深い。

次々行ってみよう。神奈川県は、右を向いて口を開けた、翼を持つ幻獣のようだ。ヨーロッパ貴族のエンブレムに載ってそうでさすがオシャレである。その目は、、、

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港北ニュータウン!
首都圏に集う県の中でひときわ垢抜けている神奈川。そのオシャレなイメージとは裏腹に、その目はぐっと昭和な響き「ニュータウン」。オイルショックや核家族化、ベータマックスといったワードが似つかわしい(行ったことがないので全て想像です)。
この町には「センター北」と「センター南」という駅が南北に隣合っていて、地下鉄グリーンラインとブルーラインがその両方に並行に通っているという不思議なレイアウトが特徴だ。住民にとって便利だろう。やはり交通の要所が「目」になっている。

さて、北関東はどうだろう。
「鶴舞う形の群馬県」と上毛かるたにあるとおり、群馬県は「鶴の目」を決めたところ、、、

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館林市!
夏の暑さで有名なこの町も、東武伊勢崎線、佐野線、小泉線が交差する「交通のカギ」である。いよいよ「交通の要所=その県の目」説が裏付けられてきた。

千葉も見てみよう。
千葉県は、チーバ君というイメージキャラクターがいるので、その目の場所を見抜いたぞ。
その目は、、、

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印旛沼!!
交通の要所説は覆った。沼だ。干拓だ。田沼意次だ。
これはどう解釈したものか。千葉県に至っては、幕張を埋め立てて夢の国を作ったように、江戸時代から連綿と続く「水を陸地にしたくてしょうがない本能」が目にあらわれているのかもしれない。「TDI(東京ディズニー印旛沼)」ができるのも時間の問題だ。

ちょっと変わったところで三重県いってみよう。
馬が前脚を上げていな鳴いているような形。その馬の目を見てみると、、、

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桑名市にある「細川酒造」
まさに「上げ馬」という日本酒で有名らしい。まさか自ら「三重県の目」を自認しているのかと思ったが、馬で崖を駆け上がる「上げ馬神事」からとった名前らしい。「商品の質そのものが営業マン」というストロングスタイル方針で、専属の営業マンを配してないそうだ。これからは「三重の馬の目」を名乗って、生き馬の目を抜いてください。

だんだん飽きてきましたか?
そろそろ京都府の目を決めましょう。京都府はシュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)のような形をしているので、目を左右二箇所つけてみた。

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左右とも駐在所!
さすが千年の古都、守りが硬いぜ(京都市からは遠すぎるけど)。

福井県は、頭でっかちなタツノオトシゴっぽい恐竜が微笑んでいるような形。福井は恐竜の町でも有名だ。その目は、、、

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越前大宮駅。JR九頭龍線にある無人駅だ。画像は各自ググってほしい。
ひなびている。辺鄙である。秘境だ。
福井県民には申し訳ないが、福井の目に恥じない「ザ・福井」である。
無くなる前にいつか行きたい、そんな場所。青春18きっぷのポスターになりそう。

一方、九州は鹿児島県
下を向いて玉を咥えた龍の横顔のような、勇壮な姿。
その目はどこだーっ!

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簡易郵便局でした。
拍子抜けしつつもグーグルマップで写真を見てみると、ハンパ無い趣きが溢れている。
人間の身体にも、なんてことのない箇所を押されただけで腰が抜けてしまうような「急所」とも呼べる部分があるだろう。都道府県の目とは「急所」なのかもしれない。ここが滅びれば薩摩は落ちる。薩摩隼人と薩摩おごじょの急所、それが倉野簡易郵便局でごわす!ちぇすと!

最後に、石川県
石川県の形は「栓抜き」にも例えられるが、
右を向いてイキっているリーゼントのにいちゃんとして、その目を決めた。

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……ここなに?

【まとめ】
各都道府県に勝手に「目」を付けて、その場所を勝手に読み解くという試み。「なるほど、目にふさわしい」というのもあれば「ここ何?」というのもあり(石川県の目は板金屋さんらしいです)、俺が勝手に決めた事なので一貫性は無いんだけれど、「勝手研究」には自分のルールに従ったり、また破ったりと、自己完結の妙味があって飽きなかった。
皆さんの県の「目」はどこだろうか?

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