新型コロナウイルス対策
新型コロナウイルス(SARSコロナウイルス2)が怖い怖いと言う患者が日に日に多くなって来ている気がする。
対策はどうしたらいいですか?と聞かれることもよくある。
答えは、いつもの風邪対策で大丈夫ですと答える。
すると以外なのかあまり納得されない。
ちまたには色々な情報(デマも含む)が溢れかえっているのでかえって情報処理がついていかないのだろう。
一般の方が暴露するであろうSARSコロナウイルス2の感染源で現在考えられているのは、次の二つだ。
気道分泌物(唾液、鼻汁等)と糞便
つまり一般の方ができる対策は、飛沫予防策と接触予防策。
1、ウイルスを含む飛沫が目、鼻、口の粘膜に付着するのを防ぐ
対策1→マスクすること
2、ウイルスが付着した手で目、鼻、口の粘膜と接触するのを防ぐ。
対策2→手を洗うこと(手指消毒)、不必要に目、鼻、口に手を持っていかないこと
対策はこの2つだ。
これは通常の風邪対策ではないだろうか?
ちなみに対策2のウイルスが付着した手で粘膜を触らない、これが意外に難しい。やはり癖で口元に手を持っていく方もいるだろう。マスクも気をつけなければいけない。
感染していない方がマスクの着脱を誤れば(対策2が十分では無かったら)感染する可能性があるということだ。
感染している人がマスクをすることで外にウイルスを含む飛沫を飛ばすのを予防するのは効果的だと思うが、対策2がしっかりできていない非感染者はマスクがかえって感染リスクをあげてしまうのではないかと思う。
話は変わるが先日このような通知が厚労省(厚生労働省医薬・生活衛生局総務課)から来た。
地域の各薬局に共通する感染予防策について「基本的に誰もがこの新型コロナウイルスを保有している可能性があることを考慮して、全ての来局する患者の対応において、標準予防策であるサージカルマスクの着用と手指衛生の励行を徹底すること。」
大事なのはここ、「基本的に誰もがこの新型コロナウイルスを保有している可能性があることを考慮して」
もう「どこどこで感染者が確認されました」、「現在の感染者数は・・・」というレベルではないという事。誰もが保菌者となりえる状況であるという事。
もう危機をあおる報道は見直すべきではないか?大事なのはこのウイルスは無症候もしくは軽症の方も多く自然治癒も見込める病気であるらしいとのこと。(現時点での情報では)ハイリスク患者をいかに守るかという事。
もう感染者数ではなく、治癒した回復した患者数を伝える方がいいのではないかと思う。
いたずらに不安だけをあおる報道は見たくもない。速報してほしくない。
同じ考えをされている方がnote内にもおられた。(無断使用・紹介ご容赦ください)
ヒロ様
そうもうネガティブな情報だけはいらないよね。ポジティブな情報が知りたい。この方の行動力はすごい。
最後に私が、新型コロナウイルス(SARSコロナウイルス2)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関して参考にしている情報源を載せておきます。(医療従事者向けの内容です)
note内
外部サイト
※あくまでいち薬剤師の見解です。
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