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0から1を作り出せる人

世の中には
何もないところから
形のある仕組みを作り出せる人と
作り出せない人がいる。

作り出せるフリをしている人と
作り出せないフリをしている人、というべきかもしれない。

作り出せない人は、
他人が作った仕組みに
乗っかっている。


作り出したくないのに
作り出さないといけない人もいる。


秩序があって、
公平で
傷つく人がいなくて、
それをしていれば、
必ず前に進む
という仕組みが
出来上がればいいなと思ってる。

それは
作り出して正解◎といえる。

誰かがそういう仕組みを
作り出さないと
無秩序の世界になってしまう。

無意味で、
人の欲にまみれた、

不公平な世界。

そこでは人が傷ついたりもする。

けど、
いくつ仕組みを作っても、
正解のものが
できるとは限らない。

それに、
仕組みは、モノではないので、
できあがったものが
正解なのか
不正解なのか、
すぐには
わからない。
やってみないとわからない。

ただ
作ってみるしかない。

正解なら続いていくし
不正解ならなくなっていく。

正解なら概ね人は
幸せになる。

私は
作り出したくもないけど、
作らないといけないから、
いい加減な仕組みばかり作ってきた。
作っているフリをしてきた。

今まで数多く
作り出してきたけど、
残ったものは、
ほんの少し。

捨てたと思ってたら
何年か後に
取り出すことなったり、

忘れた頃に
誰かに欲しがられたりするときもある。


もしも、
0から1を作り出せない人が
上に立ったら、
前の人が作った仕組みを
ひたすら
続けていく。

「なんでこんなことやってるのかなー…」
って頭の片隅でよぎることがあっても、
何かを変えることはしない。

正解か
不正解かは、
そこにいる人たちと
ちょっと先の未来が
決める。



どんどん作ればいい。
どんどん作った仕組みを
どんどんやってみればいい、

そう思っているから
私は
毎年やることが変わる。

周りの人は
指示が
コロコロ変わるから
ついて行くのが大変って
思ってるかもしれない。



めんどくさい作業だ。

0から1を作り出すのは
体力がいる。
自分の中にある知識だけでは
何も作れない。

本屋に行ったり
人の話を聞いたり、
情報を集めてから、

歩いたり
お風呂に入ったり、
電車に揺られたり、
誰かに相談したりして
ピンとくるまで
ひたすら考える。


何も作らない人が
私が作った仕組みに文句を言うと、
「じゃああなたやってよ」

言いたくなるけど
言わない。

私も作り出しているフリをしている
だけだから、
えらそうなことは言えない。

私の作るものは
誰かのマネばかりだ。

それでも
やっていくしかないよね。




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