興味でだけで過ごしてきた11年間で起こった変化 〜仕事(会社編)〜

きっかけ

2014年に記事化した大学時代の体験が7年経った今でも1日平均100viewある事実を最近知ったことにある。

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研究室の教授に「卒論書かないけど、卒論の単位ください」と言った結果 
https://storys.jp/story/7166

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研究室の教授に「卒論書かないけど、卒論の単位ください」と言った結果
https://note.com/takemurahironori/n/n208da4b0b6a0

内容は「興味のあることに矢印を向ける」ことを教えてくれた大学教授の話。7年間で約27万PVという、何者でもない人物の記事がここまでの人の目に触れていることに驚きと感謝を示すと同時になぜこの記事がこんなにも読まれているのだろうかと悶々していた。

そんな中、最近活用しているバーチャルランチクラブという、「オンラインで会話したい人を繋げるマッチングサービス」を経由して会った方で、実際にこの記事を読んでくれている方がいらっしゃった。

様々な感想があった中で「実際に興味でだけで過ごしてきた7年間で起こった変化について是非聴きたい」というコメントがあった。この記事を読んでくださっている方にとってどの程度意味のあるものになるか、私にはわからない。

ただ一人の人間が「興味のあることに矢印を向けて」過ごしてきた7年間を通して、読んでくださっている方の時間を振り返ったり、これからを考えるきっかけになればと思っています。

話の構成

以下の観点で話を進めていく。
◯私に起こった変化(興味に対して意識的にアクションを起こした変化)
◯変化が私にもたらしたもの
◯結果を今の自分がどのように感じているか

長文になりそうなので、今回は仕事、特に所属する会社により起こった変化に関しての記載にします。また起こった変化に関するwhyを綴ると長文にもなってしまうこともあり、今回は結果(=変化が私にもたらしたもの)を中心に書き綴っていく。もしwhyの部分が知りたい方がいればぜひ個別に連絡を頂ければいくらでもお話できるので連絡ください。

起こった変化/変化が私にもたらしたもの

◯私に起こった変化
・新卒でベンチャーに行く予定→大手に就職
・大手からベンチャーに転職
・収入を得ない形で様々なプロジェクトに従事
◯変化が私にもたらしたもの                      ・仕事は信頼→信用に変換される
・抽象論ではなく、具体の改善
・言語化・体系化を意識する
・ベンチャーにおいてスピードは正義                   ・ベンチャーは社長との思想・価値観に添えるものと添えないものに大別
→伸るか反るかのキモはミドルマネジメント層               ・年収と資産が倍以上になった

どこに所属するかという観点では30代前半までに大手・ベンチャー・個人と3つの経験したことは間違いなく財産であると言える。特に大手で得られた経験とベンチャーで得られた経験それぞれについて深堀りをしようと思う。

◯結果を今の自分がどのように感じているか(大手編)

まず大手について新卒でベンチャーではなく大手企業に入ったことの影響は今の私に大きな影響を与えている。

特に「信頼→信用」という「まず与えられたことに対して結果を出し、信頼を積む」という順序を体感できたことが大きい。

ベンチャーではマンパワーの関係から「ある程度自動的に仕事が与えられる」環境にある。これは会社としては当然必要なことである一方、仕事をする側からすると、目の前の仕事で成果を出すことで信頼を得るからこそ、次の仕事を与えられる。

信頼が積み重なることで信用になるという、仕事をする上で非常に重要なプロセスを省かれる。「同じことをし続けるだけでは同じ仕事しか振ってこない」という状況を経験していないことは労働者側にとって長期的に見て損になると現在の立場になって痛感している。

この観点で言えば、ベンチャー思考の学生こそファーストキャリアで「逆張りの大手」に行くことは決して悪い選択肢ではない。ベンチャーに行く際も「同じことをし続けるだけでは同じ仕事しか振ってこない」を経験させてくれる会社に行くことが脂の乗った30代になるために必要だと感じている。

◯結果を今の自分がどのように感じているか(ベンチャー編)

次にベンチャー。

今なおベンチャーで働いている自分にとって最も大切で肝に命じていることは「ベンチャーとは抽象論ではなく、具体の改善」というスタンスである。

ベンチャーは常に生き死と隣合わせの中で「取りうる選択肢を検討」し「常にベストを選択」し「選択をベストにするために行動する」というプロセスを繰り返していくことが生存するために最も重要である。

このプロセスを繰り返すために「抽象論ではなく、具体の改善」が必要不可欠であることに行き着いた。

決して抽象論がいらないというニュアンスではなく、抽象論から始まったとしても具体の改善に落とし込まなければベンチャーの生存には何の役にも立たないという意味合いである。

働く全員が「具体の改善」を仕組みとして体系化できれば、自ずと会社は好転していくこと、逆に会社の雰囲気が悪いときは決まって「抽象論が先行する」こと、両方を経験したことでベンチャーにとっての「抽象論ではなく、具体の改善」が如何に重要であるかを知ることができた。

他にも様々な変化が起こり都度自分なりの解釈をしてきたが、今回紹介した2つの観点が自分にとって変化の先に見えた33歳なりの結論である。

次回は私個人の職種や役職、スキルなどより個人にフォーカスした変化について記載する回にしていきます。

じゃーね!


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