音をつむぐ#58 GoGoPenguin&ジェフ・ポーカロのこと&イチゴのかき氷で涼む」
■8月にジャズを聴いてみる♪「GoGo Penguin」
最近出会ったインストバンド。アナログ版の2枚組レコード
V2. 0 [LP] (IMPORT) [12 inch Analog]を持っていて、休日にアイス珈琲を飲みつつ、ゆっくり聴いたりします。
先日、youtube動画を聴いてよかったので、スタジオライブ盤のレコードも購入しました。
■「GoGo Penguin」の魅力とは何か?
2009年イギリスのマンチェスターで結成された新世代ピアノ・トリオ。
現在のメンバーはクリス・アイリングワース(p)、ニック・ブラッカ(b)、ジョン・スコット(ds)。
2021年12月6日、バンドはクリエイティブな違いを理由に、ロブ・ターナー(ds)の脱退を発表。ターナーの後任はジョン・スコット。
ドラムというのはバンドのリズムを司るわけで、ドラマーの交代はバンドにとっても大きな転換期となるんですね。
なのですが、実はこのドラマーの交代についてはこのスタジオライブアルバムを購入して初めて知ったというのがホントのところです。
新しいドラマーのジョン・スコットが演奏しているyoutube動画「from the north」のスタジオライブを見て(この時点では私はドラマーが交代していることを知らない)、「あ~やっぱりgogo penguinらしいサウンドでいいじゃん!!」と思ったので、感触としては彼等が紡ぐ「gogo penguin」のサウンドはドラマーが交代しても受け継がれ、私は進化、変化を自然に受け入れているということになると思います♪
オブリガード的に入るベースラインがなんとも心地よいです!!
ピアノの演奏も時間を越えて、空間を飛び回るような立体的なメロディーで引き込まれます。ドラムもライトな音ですが、芯のあるリズムがしびれます。
このバンドの音を聴いていると、心が整う気がして、気持ちを切り替えたいとき、ちょっと仕事面で違う視点がほしいときに聴いたりもします。
今回の動画でバンドの音を聴くと、生の楽器から放たれるサウンドが生きているようですね。この3人のプレイヤーの音楽に対する愛情が伝わってきます。
■ドラマーの交代での記憶
この記事を書いていて、バンドのドラマーが変わってしまって、「ああーこのドラマーの音は違う・・・このバンドの音ではない・・・」となった記憶が思い出されました。
それは70年代~80年代、90年代と活躍してたバンド「TOTO」。
TOTOは特にヴォーカルが次から次へと入れ替わっていくことにも、学生だった私はとても驚いて、えー!!ヴォーカルが変わっちゃうの??と自分の価値感を覆されたことをよく覚えています。
特に洋楽ではよくあることで、バンド全体のサウンドへの拘りだったり、中心となるそのバンドの考え方などがあり、それにマッチしたメンバーを集めて、変化、進化していくという発想ですね。
TOTOの場合はキーボードのデビット・ペイチ、ドラムのジェフ・ポーカロ、後にギターのスティーブ・ルカサーが中心となってサウンドを作っていました。特にドラマーのジェフ・ポーカロの存在はこのバンドにとって大きかったと思います。しかし、1992年38歳という若さでジェフ・ポーカロは亡くなってしまいます。
8枚目のアルバム『キングダム・オヴ・デザイア〜欲望の王国〜』 - Kingdom of Desire(1992年)がジェフ・ポーカロにとっては最後の作品となり、9枚目のアルバム『タンブ』 - Tambu(1995年)では、ドラムをサイモン・フィリップスが担っています。
そして、23歳の私がTOTOの9枚目のアルバム「タンブ」を購入して聴いた瞬間に「これは違う・・・TOTOではない」と思ってしまったのでした。
もちろん、サイモン・フィリップスというドラマーに対してはとてもリスペクトしていて、素晴らしいドラマーだという認識はありました。ジェフ・ベック、ミック・ジャガーのバンドのドラマーだったり、スタンリー・クラーク・バンドのメンバーだったりと、プロフェッショナルなドラマーということも重々承知の上で、TOTOファンだった当時の私は「違う」と思ってしまったのでした。サイモン・フィリップスファンの方がいたらごめんなさい。
そんな懐かしい記憶が今回の「gogo penguin」のドラマー交代劇で思い出されました。
【TOTO 4枚目 聖なる剣「ロザーナ」】
ジェフ・ポーカロのハーフタイムシャッフルリズムが痺れますね♪
【TOTO 8枚目 TUMBU「Gift of faith」】
やはり、どうしてもこのサイモン・フィリップスのスネアの音色、タイミングが違うんですね・・・。すごく軽く感じてしまって・・・
やはりジェフ・ポーカロのリズムを聞き返すとスネアの音は跳ね返ってこない(例え跳ねたリズムであっても)、キュッと抑えていて、それでもリズムが流れていくという特性があり、これはTOTOのサウンドの特徴にも繋がっていると感じます。
*追記
記事を書いた後、2013年のワールドツアーのロザーナのライブ演奏を聴いたのですが、サイモン・フィリップスのハーフタイムシャッフルもはまっていて、見事にTOTOのサウンドとなっていたように感じました。さすがの職人サイモン・フィリップスです。プロの底力を感じました♪
■かき氷を食べて涼む
暑苦しいお話はもうやめにして、昨日、娘とかき氷を食べたので、その写真をアップしておしまいにします♪
お邪魔したカフェはこちら⇩
高級食パンがおいしい「ムギノ」も併設していて、そのパンを使ったサンドイッチも提供されています♪このサンドイッチはオススメです!!
最後まで読んで、聴いて頂きありがとうございます♫
■take HP