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「向き不向き」を個人のスキルで判断しなくても良い!!
この記事はある若い一人のクリエイターを救いたい気持ちから書き始めました。
「君は向いていない」
こんな言葉を言われたことはあるでしょうか。
僕が初めてこの言葉に出くわしたのは大学4年生の時、就職活動をしようかと動き出した時でした。僕は将来、超個人主義の時代が来ることを予見し、自分自身をブランド化するために、なるべく早く自営業やフリーランスになる道を模索していました。
建築学科であったこと、そして大は小を兼ねることを考えると、デザインの中でも比較的大きな物のデザインである建築や設計を学べる仕事場を選択しようとしていました。しっかり受けた会社は1つだけ。そこにしか行く気がありませんでした。
でも設計事務所の就職活動のスタートは卒業の一ヶ月前くらいから始める(人によってはオープンデスクという体験型の就職システムもあるが一切参加したことがなかった)ことが多く、早くから就職活動をしていた周りの友人からは1年半くらい遅れた就職活動をしていました。
だから担当の先生や親、友人からは「どうするの?」とばかりいつも聞かれ、同じ回答ばかりしていました。
「これから一人の力を付けるための就職先を検討しています。だから今は個人の設計事務所を考えています」
この言葉を発するたびに「君は1人で何かをやっていくよりも、企業などみんなで1つの大きな仕事をこなしていく業種の方が向いている」と言われ続けました。
その理由もよく分かっていました。なぜなら僕は大学時代から学生でありながら企業や行政とのプロジェクトをまとめ上げ、先輩後輩、社会人関係なくイベントを企画・実行したり、そして成功させてきたからです。
国指定鳥獣保護区である御前浜海岸利活用プロジェクト
近隣小学校の屋外活動授業のプログラム企画
隔週で行われる地域でのワークショップの企画及び参加
国指定史跡である砲台内部で、地域活動をされる方々のドキュメント映画会
他にもたくさんのプロジェクトを受け持っていて、僕はみんなで何か1つの目標を持って活動することが大好きでした。しかし、終身雇用もなくなるだろうと容易に想像できたあの頃、時代がそれを求めてくれるのか、僕自身ずっと疑問に感じていました。
そして「向いていない」と言われる度に、心の中で1つの反論を持っていました。それは
これからさらに人が簡単に繋がれる時代になれば、一人のスキルだけで向き不向きを決めてはいけない
という思いでした。当時はmixiが主なSNSではあったものの、特に建築系の成功者たちの中には仲間で建築の仕事を展開しているという情報も多く流れていました。設計をどんどんやれるタイプではないけれど発想が得意な人、設計は苦手だけど世界観が優れている人、営業でどんどん仕事を持ってくる人など、それまでは1人の人間に総合力が求められていた時代でしたが、特殊能力を持った個人の集まりによって社会が構成されていく未来が想像できました。個人が特出することでアップデートされた集団が形成されるのです。
そしてまさに、その未来が今来ています。
「向き不向き」ではなく、自分の強みがどこにあるのか。そして誰と繋がればさらに大きなうねりを起こすことができるのか。そういったアンテナを張っていることが重要な時代です。だからこそコミュニティという言葉が流行っているのだとも思います。
これから「不向き」という言葉を耳にしたらこう訳してみるのはいかがでしょうか。
「自分の能力を活かしきれないから勿体ない」
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竹鼻良文/TAKEHANAKE
SHELF
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