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イタリアのバカンス

こんにちは、タケディーナです。
もう9月に入りましたね。こちらは少しずつ涼しくなってきました。

さて今回は、イタリアのバカンスについてです。
今年初めてのイタリアでの夏を迎えましたが、新型コロナウイルスの影響で、今年は例年とは少し違う夏です。
例年と違う、という点では日本もどこの国でも言えるかもしれませんね。

イタリア国内の状況はエリアによって違います。
今回は、私から見た今年のバカンスについて書きたいと思います。

イタリア人のバカンスは、「山」か「海」へ行く

イタリアの夏休みは、日本のお盆とそんなに変わらない時期にあります。
「山」側にいって自然を感じて涼む!
「海」側へ行って海を感じて日を浴びる!
というのが、イタリアのバカンスの定番らしいです。
もちろん観光地や海外に行ったり、実家に帰省したりする人達もいます。
とにかく、仕事のことを忘れてバカンスだけを楽しむのです。
基本的に仕事(仕事だけのために生きているようなこと)が嫌いな人達ですから、このバカンスが取れないと、かなり怒ります。
ちなみに、タケディーナの夫の仕事は夏は繁忙期のため、夏のバカンスはありません。ちょっとずらしてお休みをとります。

イタリアでは、バカンスに行った = 日焼け

夏の間に日焼けしてない人=バカンスに行けなかった可哀想な人たち。
みたいな印象のようです。
日本では、日焼けしないように日焼け止め塗ったりしますよね。
イタリアでは逆で、日焼けしたいんです。
白いのは不健康に見えるみたいな風潮があって、小麦色が人気です。
日焼け止めも、肌を労わりながら徐々に焼く、というものがあったりします。

余談ですが、タケディーナは肌がそんなに強くないため、夏前に日焼け止めを探してました。
夏が近く頃、店頭に日焼け止めっぽいものが並び始めましたので、近場のスーパーで買いました。しかし、家に帰ってよくよく見たら「ブロンズ」と書いてあり、日焼けする用だったんです。
そもそも、日焼け止めに ”日焼けする用” もあるのか!と日本人のタケディーナはツッコミました。
昔は日本でも日焼け用が流行ったこともありましたが、今では見ることは稀になってきましたよね。

みなさんもイタリアで日焼け止めを買うときは日焼け止めトラップに気をつけてください。
日焼け止めの中に ”焼く用” の日焼け止めが混じってます。むしろ、焼く用がメインで置いてある感じです。
もちろん、日焼け止めも売ってます。薬局(farmacia) に行くと日本で買うような日焼け止めが買えます。大容量のものが買えるので何だかお得感があります。

今年の夏

今年は新型コロナの影響もあり、比較的近場で過ごした人が多いかもしれません。
イタリア国内から出なかった人も多かったのではと感じています。
例えば日本国内で言うと、東京から沖縄に行くところを、今年はそこまで遠くなく、車で行ける長野に行きました。みたいな感じでしょうか。
人を避けて、人の少なさそうな田舎の方にバカンスへ出かけ、結果的に場所によって例年より混み合っていた、というようなこともあったようです。
北イタリアから南イタリア最南端にバカンスにいって海を楽しんでる人もいましたので、遠出をする人もいたようです。

外出を少し短めにして家でもゆっくりすごしたり、セカンドハウスで過ごしたりした人もいたり、いつものようなバカンス程ではなく、今年は少し落ち着いたバカンスになっていた人も多かったかもしれません。
落ち着いてるとはいえ、みんなバカンスをちゃんと楽しんでいたようです。
そこは流石にイタリア人ですね。

イタリアは国外からの観光の受け入れもしているので、都心部などには例年ほどではないものの観光客も増えていいたようです。(まだ近隣国が多めですね)
レストラン、宿泊施設、観光施設、美術館などもまだ人数制限や色々な対策をしているので、観光するにしてもまだ通常通りになっていないのが現状です。

山の日差しを甘く見てはいけない

タケディーナもちょっっとだけバカンスを味わおうと、仕事の夫を家に置いて、夫のお姉さんと日帰りで山に行ってきました。
この山にセカンドハウス(ホリデーハウス??)があるので、アルプス近くの山にハイキングに行ってきました。

現地で夫のおばさん夫婦と合流して、いよいよハイキングを開始!
しかし、ハイキングの途中で気づきました。
朝に日焼け止めを塗ったのですが、持参するのを忘れたんです。
おばさんもカバンを変えたら、日焼け止め忘れちゃっったわ〜〜!とみんなそろって忘れてしまい、そんな長くないし大丈夫かなと思い、そのまま山登りをしてました。

お昼のパニーノを山頂で食べて、近くのレストランでケーキとコーヒーを頂いて、お天気にも恵まれ何とも素敵な休日になったのです。

が、しかし、案の定、肩の辺りが赤〜くなって、肌を落ち着かせるクリームを毎日塗り込むハメになりました。
今でもまだ赤く、妙な日焼けの跡がくっきりと残っています。
イタリアのアルプス近くの山々と空気の澄んだ何も遮らない日差しは心地よいものではありますが、日焼け慣れしていない場合には特に 日焼けには充分注意が必要、ということを学びました。


私たちの本当のバケーションはもう少し先で、そんなにバカンスらしい記事ではありませんが、夏が終わる前にイタリアのバカンスについて書いてみました。
来年はもう少しバカンスらしいことができたらなと思っています。

それでは、また次回お会いしましょう。

タケディーナ拝

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