ルーロット制作時にも台風が。木材の頃からひとつ屋根の下。
神戸は台風が過ぎ去ったよう。頭痛も治まり、wi-fiも復旧した。各地でこれ以上被害が広がらないよう祈るばかり…。
昨夜の風と雨…。トレーラーハウスのルーロットが心配で心配で、夜中も何度か様子を見ていた。私にとっては、もはや家族同然の、ルーロット。
ルーロットを作っている時にも、台風がやってきたんだった。
そのあとも長雨に悩まされて。
木材が湿気てしまうので、家のリビングに入れ、数週間木材といっしょに暮らしたことも。
木材の頃からひとつ屋根の下で、すでに家族同然だった。
雨が降る日はブルーシートを掛けて作業。
木材ひとつひとつ、自分たちで塗装して。
木材の頃からいっしょに暮らし、育ててきたのだから、愛着もひとしお。
そういえば台風が来ると、父も祖父も必ず田んぼや農作物の様子を見に行っていた。
「外で出たらダメって言ってるよ!」
何度注意しても、同じだった。合羽と長靴で、外へ出ていく。
「あれだけ言ってるのに、なんで行くんだろう」
小さい頃はそう思っていたけど、
今ならその気持ちが少しわかるような気がする。
心配でしかたないのだ。
一年かけて育ててきた。
もう家族同然だから。
なんて愚かなんだろうと、思うけど。
愛着って、時に愚かで重いな。
でも本当に今回は特別みたいだから、気持ちはわかるけど、外に出ないほうがいい。
暴風域に少ししかかぶっていなかった神戸でも、駅の案内板が落下するほどの風だった。本当にくれぐれも気をつけて…。
どうかこれ以上、台風の被害が広がりませんように…。
青空が早く見られますように。
だれにたのまれたわけでもないのに、日本各地の布をめぐる研究の旅をしています。 いただいたサポートは、旅先のごはんやおやつ代にしてエッセイに書きます!