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北京オリンピックでもロボットはもちろん使われる。

連日、オリンピックのニュースが続きますね。選手の努力が実ったり、実らなかったり、色々とありますが、その裏でロボットたち、およびエンジニア達も頑張っています。

というわけで、北京オリンピック関連で使われているロボット達を紹介したいと思います。実用的なロボットから一発ネタ的なロボットまで。

ちなみに、Tokyo2020のときも纏めましたので、比べてみてもオモシロイかも知れません。

食事系ロボット

一番メディアで取り上げているのは、メディアセンターの食堂で使われているロボットです。ニュースで、天井をチャーハンが高速搬送されている様子を見たことがある方も多いかと思います。

ちょっと詳しい動画です。

注文すると、5-10分くらいで自動調理されたご飯類や麺類などの中華料理を天井経由で届けてくれるようです。この他、ハンバーガーも自動で調理、包装してくれたり、フライドポテトの調理をしてくれたり、アイスクリームの提供をしてくれたりと色々とあるようです。

飲み物も自動化されていて、「バーテンダーロボット」として、単腕の多関節ロボットが90秒ほどでカクテルを作ってくれています。一方で、コーヒーは双腕のロボットが丁寧に準備してくれるようです。

一通り見ての感想は、よくできてるなぁ~。と素直に思いました。どれくらいの期間を掛けて準備したかは分りませんが、しっかりインテグレーションされている印象です。

その上で、意外と無理はしない。食事のプレートに箸、ナイフ、フォークは載せずにテーブル近くに人が取りに行くし、カクテルグラスにレモンを添えるのも人がする。技術的には結構難しい気がするので、人がやった方が確実ですね。とは言え、なぜ注文を人で受けているのかはナゾでした。

料理の味やロボットのインパクトに不満が出ているようですが、そこも含めて人力で対応している感じですかね。まぁ、とにかくやり切る力はありそうです。笑

コロナ対策系

食事の自動化も非接触化によるコロナ対策も含まれているかと思いますが、より直接的な対策としては、消毒ロボットや検温?ロボットやマスク装着チェックロボットが使われているようです。

特に消毒ロボットは、ホテル、駅、会場と至る所にいるようです。

配送系(自律移動系)

コロナ前からかなり普及していた配送ロボット系は、今回のオリンピックでは完全に裏方レベルで実運用に組み込まれているようです。ほぼほぼニュースにすらしてもらっていません。

最初に確立したホテルでのルームサービスも。大きさの割りに結構スピードが印象です。

会場でのバックヤード系ロジスティックに関しても、京東が運用をしているのか、中型ロボットが2種類くらい活用されているようです。(以下の記事では写真のみが掲載されています)

テストイベントでは、荷物やドキュメント関係の配送もロボットにより行われていたそうです。

あとは、掃除ロボットやゴミ箱ロボットも。

警備+搬送ロボットも。

オリンピックの敷地外では、中型ロボットと5Gを組み合わせた移動販売ロボットもあるようです。

ネタ系

大きな祭典にはよくある商品にはならないけど、研究的、イベント的なおもしろロボットもいくつかありました。オフィシャルにオリンピック関連しているのかはよくわからないのも含まれています。

聖火リレーも水中で行われたようです。

カーリングもロボットでやってみたり。

四足歩行ロボットによるスキーだって出来ちゃいます。結構なスピードです。

中国らしいと言えば、旧正月には達筆な書もロボットが披露していました。


というわけで、色々なロボットがオリンピックで使われていましたね。次はパリ、その次はまた日本の大阪関西万博ですかね!?

では、また来週〜
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安藤健(@takecando)

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安藤 健/ロボット開発者
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