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Bリーグ王者の強さを想う

スポーツには、ファンの数だけ想いがある。
個々の視点で切り取る世界観はどう映るのか。
それを共有する場が欲しくて、
今シーズン始めた"Bリーグファンショット"

写真の色味、構図、タイトルに込められた想い。
企画を通じて分かったのは、
1試合の中でも千差万別の切り取り方、
それぞれの楽しみ方が、
想像していた以上にあるという事でした。

多数寄せられた写真から
チーム毎にその魅力を探っていく第6弾は、
アルバルク東京をご紹介します。

▼過去のシリーズはマガジンにまとめています

王者のプライド(安藤誓哉)

リングへの一直線の気迫を感じる一枚。

全チームが死に物狂いで倒しに来る中、
「王者のプライド」ではねのけた接戦は
今シーズン幾度もあった。

11.  1 vs 宇都宮ブレックス     (〇73-72)
12.  7 vs 秋田ノーザンハッピネッツ (〇79-76)
12.11 vs サンロッカーズ渋谷    (〇74-72)

その中で安藤選手は
「決めきるメンタル」
去年よりも増したと語り、
その為には準備が全てとも言った。

取材の中で3連覇への鍵を聞くと
「1試合1試合の積み重ねでしかない」
という当たり前のような言葉が返ってきたが
チャンピオンチームならではの
重みもまた、同時に感じた。

▼安藤誓哉 王者の司令塔が見据える進化

お帰りなさい(小島元基)

プレシーズンに大活躍し、
安藤選手と両輪で
主力として期待されていた矢先、
全治約半年のケガ。

久しぶりに顔を見せた第11節は
復帰を待ちわびるファンから
たくさんのWelcome写真が届いた。

光(竹内譲次)

みなさん息してますかw
ファンを窒息させるほどの破壊力。

35歳を迎えた譲次選手は本人も語るように
プレーが衰えるどころか常に進化の真っ只中だ。

激しさ=勢い(竹内譲次)

「お前はもっと成長できる」

ルカヘッドコーチからは、
常に本気でぶつかってもらえていると話し、
それに応えたいという気持ちが
成長への原動力になっているようだ。

▼譲次選手をますます好きになれる動画


「コート上の激しさ」が見事に伝わるこちら。

須田選手は顔を腕でブロックされながらも
怯む事なく限界まで右腕を伸ばし、
シュートブロックに全力を注ぐ。

譲次選手はまさにナイスブロックの瞬間。
必死の形相と浮き上がった腕の筋が
力と力がぶつかる空中戦の激しさを感じさせる。

若手君たち:見守る先輩方

選手の故障が相次ぎ
8人で戦っていた時期もあった今シーズン。
その難局を凌いできたチームに、
新しい息吹が入ってからは、
王者の貫禄に攻めの姿勢が加わった気がした。

「若手達」と「先輩達」の対が
それぞれの色を上手く醸し出している。
手法にあっぱれだ。

戦車(アレックス・カーク)

ゴール下は戦場だ。
2mを超える大男たちと渡り合う
勇気がなければ
ボールに触れる事さえ難しいだろう。

そんな戦場に
チームで最も長く立ち続けたカーク選手。

アレックス・カーク 38試合/出場時間 1197分

各チームの外国籍選手の気迫に怯まぬ勇気と、
試合に出続けるタフな身体こそ、
戦場に立つ者としての資格だ。

攻撃開始!(田中大貴)

田中大貴選手からは
内側からほとばしる「何か」を
今シーズンは特に感じた。

もしその「何か」があったとすれば、
W杯の経験は大きいだろう。

毎試合、世界の一流たちと対峙する中で
もしかしたら
それまでのバスケ感を変えてしまうような
衝撃があったのではないかと
W杯帰国会見でのこの言葉を見て思った。

これから個人としてもチームとしても
どれだけ伸びるのかは
自分たちの意識次第だと思うので、
覚悟を決めて強い意識を持って
自分は残りの時間を過ごしたいと思いますし、
日の丸を背負って戦える時間というのも
自分はそんなには無いと思っているので、
悔いの無い様に、
本当に悔しい思いをしたので
何とかやり返したいなという思いが
今強いです。

試合では元々の高い技術に、
それを超越した"断固たる決意"のような
気迫が加わり、
ゲームを支配してるようにさえ見えた。

対峙した対戦チームのプレイヤーは、
どういう印象を持っていたのか。
本人はどういう感覚でプレーしていたのか、
じっくり話を聞いてみたい。

Hello(ルカ・パヴィチェヴィッチ)

熱い指揮官の柔らかい表情ほど
グッとくるものはない。

コート上では厳しい表情を見せる事も多い
ルカHCだが、
いつもファミリー愛が強く
試合後の会見でも、
選手達を蔑む事は一度も聞いたことが無い。

本当に人情味が溢れていて、
集まるコメントからも
厚く信頼されていることが伝わる名将だ。

王者であり続けるために

ホームの立飛には、結局一度しか行けなかった。
だけど、その時の印象は
ものすごく鮮明に覚えている。

会場に仕掛けられたイベント
「ウォーリーを探せ」は大人から子供まで
楽しめる工夫が凝らされていて、
中継スタッフさんまで変装している姿に
クラブの温かみと繊細さを感じた。

気取った所はなく、
どこか上品な親しみやすさ。

しかしアリーナに掲げられた
いくつものチャンピオンフラッグを見ると
彼らがBリーグ連覇中の王者である事を認識し、
その存在感は少し威圧的ですらあった。

▼2018-2019シーズン アルバルク東京の軌跡


いったい彼らの強さはどこから来るのか。

勝敗の数だけでは測れない強さが、
特に大舞台で顕著になる時がある。

安藤選手の言葉を借りれば、
それも1日1日の積み重ね
でしかないのかもしれない。

選手やチームスタッフだけでなく、
フロントスタッフやチアリーダー達も。

表には決して出る事はない、
緻密な努力。
とことんプロッフェッショナルで
あり続ける姿勢。

途方もなく遠く思える
「強さの源」を想像すればするほど
アルバルク東京の凄みを感じた。

最後に

企画にご協力頂いた皆様。
いつも写真の奥にある想いや意味を想像し、
毎週楽しく見させて頂いておりました。
本当にありがとうございました。

今回は #Bリーグファンショット  の投稿から、
勝手に記事に引用させて頂きました。
もし削除をご希望の方は、
お手数ですがDM頂ければと存じます。

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