📗ノートを無駄にしない、簡単テクニック

実は、ノートをきれいに書けるのと学力はあまり関係ありません。

😃ノートを書く目的

まず、ノートを書く目的はなんでしょうか？

１）後で復習に使うため。
２）より深い理解にするため。
３）記憶するときに多くの感覚器が関われば、より覚えやすい。
４）きれいにデコレーションするのが好きだから。
５）ノートを書かないと先生に叱られるから。

たぶんこの５つに分類されるのではないでしょうか。

⛏目的別に深堀りしましょう

では、順番に考えてみましょう。

✅１）は一番真っ当な目的です。人間の脳は忘却曲線に従って忘れていくので、授業で先生が黒板に書いたこと、その合間に喋ったことを書いておく必要があるのです。

✅２）ノートを書くことで、先生の言っていることが、より深く理解できます。文字を書く行為自体が、理解を必要としているのです。ときとして、文字を画像のようにノートにコピーしている生徒もいますが、それでは当然理解できるわけがありません。

✅３）漢字や英単語を覚えるときに、書いて覚えなさいと言われた覚えはありませんか？その応用です。

　確かに黒板を見るだけよりは、先生の声を聴いたり、手の筋肉を使ってノートを書いたり、自分で読んでみたり、多くの感覚器を使うと、記憶はより鮮明になると言われています。
　ノートを書くと、手が覚えているような気がします。つまり、後で復習でそのノートを見なかったとしても、ノートを書く意味はあるのです。
　当たり前ですが、後で見直すに越したことはありません。

✅４）綺麗にノートを書くことが好きな生徒がいます。しかも、ただ単に文字を綺麗に書くだけではなく、色や絵のデコレーションが半端ではない生徒がいます。しかし、行き過ぎてしまうと、ちょっと心配な面も見えてきます。

　作品としてのノートにこだわる生徒は、どうしても書く速度が遅くなってしまいます。決してノートをきれいに書くのが悪いわけではないのですが、度を過ぎると本来の目的を果たせなくなるということです。

　ノートが特にきれいな生徒が話してくれたのですが、塾から帰ると、ノートを親御さんにチェックされて、ノートが汚いと叱られるらしいのです。

✅５）書く必要はないのかもしれませんが、目的などないのです。ぼんやりしてノートを取らないと、ほぼ先生に叱られるので、仕方なしに視覚から手の筋肉に神経が直接つながっているかの如く、全く脳を経由せずにノートを取ります。

　これはこれで、すごい才能だと思いますが、当然「論外」です。
まともな記事にしたいので、５番は数に入れないことにしますね。（笑）

☕最後に

　以上をまとめると、後で見て何が書いてあるかわからないようなノートでは復習するという目的に適いません、だからといって、デコレーション型のノートでは先生の説明の内容が頭に残りません。もしかすると、先生の書く速度についていけずに、書き残すかもしれません。そこで、ベストな方法を教えますね。

　授業中のノートは「メモノート」とでも考えて、そこそこの仕上がりに抑えておきます。そして、自宅に帰ってから「メモノート」を頼りに、もう一回清書用のノートに書き直し、仕上げをするのです。できれば、その日のうちにやってしまうと復習効果抜群です。

　このような方法は面倒くさい気がしますが、実は自宅でノートを仕上げているうちに復習にもなるので、試験前の復習時間を圧倒的に短縮できるのです。また、授業中分からずにスルーしてしまった内容に関しても、ネットなどで調べて、完成度の高いノートにできます。また、デコりたい生徒にとっては、思う存分デコれます。そう考えると、効率的な上に、ノートを作品として仕上げていく喜びも得られる、かなり優れた方法だと思うのですが、いかがですか？

是非、試してみてください。

💛「ECSワークショップ」という会社のような名前の個人ブログを、教育をテーマに、開いています。覗いてみてくださいね。⏬😀