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Twitter攻略の方程式を考えてみた

Twitter難しいんじゃないか説

最近思うのがですね、Twitterってたった140文字だし誰でも気軽に始められるしすぐに使いこなせる簡単なメディアのように見えるのですが、実はとんでもなく難しいメディアなんじゃないか、ということです。

なんとなく、サーフィンに似ている気がします。サーフィンってただ海の波を見極めて、そこに乗っかるだけ。外から見ていると、誰でもできそうだし、誰でもうまくいきそうなんですが、いざやってみるとめちゃ難しいですよね(やったことないけど)。大きな波に毎回乗ったり、波に乗り続けられるのは一部のプロサーファーだけです。

なんとなくTwitterもそんな感じなんじゃないかと思うわけです。といっても、サーフィンよりは簡単かもしれませんが。

Twitterをうまく乗りこなすには?

ということで、Twitterで生き残るにはどうすればいいのか?

もちろんインフルエンサーになったり、バズり続ける必要はないのですが、自然なかたちでTwitterをうまく活用してビジネスなどにもつなげていくにはどうすればいいのか? そこを考えていたら、ひとつの方程式が浮かびました。仮説ではありますが、今日は「Twitter攻略の方程式」をご紹介しようかなと思います。

Twitter攻略の方程式。それは、

「キャラクター✕コンテンツ✕コンテクスト」

というものです。

まず「キャラクター」というのは「その人がどういう人か」ということですね。よく「キャラが立ってる」というようなことを言いますが、やっぱりキャラが強い人はSNSにおいても目立つことができます。

2つめの「コンテンツ」というのは、そのまま「中身」ですよね。書いている中身。それがないとSNSでも目立てません。

コンテンツの定義は難しいのですが、ぼくがよく言ってるのが「おもしろいもの」もしくは「役立つもの」です。「おもしろい」というのは、ネタだったり日常のちょっとした気づきとか、感情を動かすようなものであればコンテンツになりうる。「役立つ」というのは、料理のレシピとかビジネスのノウハウ、仕事術、人生のコツみたいなものですね。

最後の「コンテクスト」というのは、毎度説明が難しいのですが。「コンテンツをいつ発信するのか?」「どのメディアで発信するのか?」「どの文脈で発信するのか?」といったことです。

コンテクスト力があるというのは、言い換えると「空気が読める」とかそういうことになるかもしれません。「このタイミングでこのコンテンツを出せばうまくいく」といった感覚ですよね。

たとえば3年前に「オリンピック楽しみだなあ」とツイートするのと、今日「オリンピック楽しみだなあ」とツイートするのとでは意味が違ってきます。「いつ言うのか」というベストのタイミングを見極められるのもコンテクスト力です。

キャラクター✕コンテンツ✕コンテクスト=Twitter力

で、このかけ算の合計がTwitterでの力になるんじゃないかということです。

キャラクターばっかり強くて、コンテンツやコンテクストがおざなりだとそんなに「合計」は大きくなりません。めちゃくちゃキャラが濃いのに「おなかすいた」とか「だるい」とかしか言ってなければ、あんまり跳ねない。

一方でコンテンツだけ強くても、なかなか長続きはしません。すごくいいことを言っているアカウントであっても「それが誰なのか」「どんな人が言っているのか」がわからなければ、あまり受け入れてもらえません。

コンテクスト、つまりタイミングだけがよかったり空気が読めていても、一瞬はバズるかもしれませんが、すぐに消えていってしまいます。

やはり、この「キャラクター✕コンテンツ✕コンテクスト」の合計が大事なんじゃないか。そこが大きいと、インターネットの世界でも存在感が出せるのではないかと思いました。

コミュニケーションもキャラやコンテンツがあってこそ

最近は「コンテンツ」よりも「コミュニケーション」のほうが大事だ、というような話も聞きますが、たしかにそうですよね。

実は一方的なコンテンツ発信というのは飽和状態で、みんなコミュニケーションをしたがっているのかもしれない。誰かと会話をしたり、何かにリアクションしたり、誰かに絡んでいったりすること。コンテンツを発信するというよりも、まわりの人とコミュニケーションをとる。そういう感覚でTwitterをやることも楽しいですし、大切でしょう。

ただ前提として、その人自身が何者なのかわからなければコミュニケーションはしづらいと思うんですね。コンテンツもなく、キャラクターも何もわからない人とはコミュニケーションはしづらい。その点でもやはりこの「かけ算の総和」があってこそ、コミュニケーションは成り立つんじゃないかなとも思うわけです。

「Twitter攻略」というか「この社会でのブランド戦略」

そう考えていくと、実はこれはTwitter攻略、SNS攻略の話ではなくて「この世界でどう生きていくか?」「この社会でどうブランドを作っていくか?」という話にも通じるような気がしてきました。

結局、TwitterなどのSNSは「この社会の写し鏡」にすぎません。

なので「自分が何者なのか」そして「何を提供できるのか」「どの文脈にいるのか」というこの3つをおさえることが、インターネット上のみならずリアルの世界にも生きてくると思うんです。

という大きな話になったところで、終わりにします。

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