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自伝”光の啓示”「第3章 インドの展覧会の実現に向けて参加作家の選定」

こんにちは、現在は世界初の新技法「ホログラムズコラージュ」のパイオニアとして活動しているTakayuki Hibinoと申します。

定期購読マガジン「光の啓示」では、1989年の夏、私がアート活動を始めたきっかけになった光の啓示から現在に至るまでの経験や出来事を記憶にある限り綴っていく実話です。

世界情勢が急激に変化していく中で、16歳からきびしい世の中をサバイバルしてきた私の経験が少しでもあなたにお役に立てれば幸いです。

第3章 5 ナレンダーインドへのつづき チャンスは作るモノ。

ナレンダーが母国に帰っている間、私もインドの展覧会の実現に向けて動きまわった。

まずは日本側の参加作家の選定。
インドとの文化交流展という性格から、
なるべく他ジャンルの作家で構成しようと考えた。

時間の無い中、私はとにかくこの展覧会を実現させるために動きまわった。
私とナレンダーの思いが伝わったのか、
幸いにして日本側の参加アーティストはすでに、
他ジャンルのアーティストたちと交流があったので
参加メンバーはすぐに決まった。

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ナンレンダー氏:画家:絵画
私:現代アート:現代絵画
飯野祐基氏:画家、彫刻家:絵画
青山良博氏:写真家:写真
加藤高広:陶芸家:陶芸
以上5名で決定した。

参加アーティストには、展覧会用の作品制作を依頼して、
とりあえず作家、出品作品についてはめどがついた。

次はスポンサー探しだ。
これも、ナレンダーがアーティストビザを取得する時に、
スポンサーになっていただいた、
名古屋の広告代理店がメインスポンサーとなり、
なんとか経費を節約していけば、
実現できるところまできた。

経費節約ということでインドでの展覧会のカタログや
案内・招待状などはすべてインドで制作することになり、
日本側の参加アーティストの経歴、展示作品の情報・写真、
日本側のスポンサーの情報を至急に用意し、
ナレンダーへメールで送った。

後はナレンダーが帰国してブッキングに成功し、
インド政府がこの展覧会の後援をしてICCRキャラリーで
「日本・インド芸術文化交流巡回展」を
開催することができるかどうかにかかっている。

うまくいくときは、自然にうまくいく波がある。
その波に乗っている時は大胆な行動をしてもうまくいく。
いい波のお陰でいきよいもある。

ナレンダーにはいろんなことを学んだが、
その中で一番学んだことは、
チャンスを自分で作りだすことだ。
仕事や活動も同じことで、作りだしていかなければならない。

スポンサーの社長のK氏も、
「仕事は作るものだ。」といっていた。

他の経営者も、ほとんど同じことをいっている。
作品も無から作りだし、この世に出現させる作業。
今回の展覧会の企画も、仕事や作品制作と同じで
無から作りだすものだ。


今後、世の中がどんな悪い状態になっても、
この「作りだせる。」スキル(思)考になっていれば、
生き残れる可能性も高くなる。

与えられた仕事ばかりしていると、
思考停止になり、与えられなくなれば、
なにもできなくなるものだ。

いつの世も、作りだすためにとにかく行動するとだ。

そしていい流れや波も作り、それに乗ること。

バイオリズムのように、
いい波と、落ちる波があるように、
それにともなう流れもある。

人生も同じだ。

それをふまえながら落ちる時も、いい波を
自らが作りその流れに乗る。

それにはとにかく作りだし続け、行動し続けること。

「成功や失敗は他人が認識する結果論でどうでもいい。

そんなことより、たくさん経験することが大切。」
とナレンダーもいっていた。

目に見えない人生のいい流れを作り、いい波に乗れるかどうかだ。

今回の展覧会企画も、成功や失敗は関係ない。
これを企画し実行する。この経験が大切だ。

今回のインドでのブッキングをナレンダーに託したことも、いい流れがつくれるからだ。
とにかくこの展覧会を実現させるには、インド政府のお墨付きが必要だからだ、そのいい流れをつくるために。

無名のアーティストにとって海外での展覧会に参加できることは、
夢のまた夢だろう、しかし夢と思ってしまえば実現しない。

私は夢という言葉は好きではない。
夢で終わってしまうからだ。

だから夢は見ない方がいい、
夢じゃなく実現したいことを現実にするように
試行錯誤して行動すること、
そうすれば、はじめはうまくいかなくてもやがては、
現実になる。

現実にするには、どうすればいいのかを考え抜き、

行動し続ける、修正してまた行動。

現実になるまでこれをつづけるのだ。

「日本・インド芸術文化交流巡回展」開催。
これは夢ではない。
頭にあることをアウトプットして、現実にするのだ。

想像は行動することによって、現実になるのだ。


つづく

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