外に求めるというこだわりを捨てよ #禅の言葉
声(聞こえる言葉)や色(目に見える色・形)にこだわるのは、「外に福を(利益を)求める」のと同じ。外に求めるというのは、誰かが言ったことに執着し、姿・形・色の美しさに執われてしまうということだ。そのようでは、外にだけ価値があると思ってしまい、あげくのはては堕落してしまう。
声を以て求め、色を以て見れば如来を見ず 金剛経の言葉であり、外に求めるのではなく、内に求めなければならないという戒めである。「家に還る」(本分の家郷に帰る)ようにすれば、自分の中に仏心・仏性を見ることができる。店に胡麻餅を求めようとしなければ、自宅で美味しい饅頭を作ることができるではないか。
門を出でて馬を躍(おど)らしめて讒槍(ざんそう)を掃(はら)う 馬に乗って外にある讒槍(彗星、転じて煩悩・妄想)を打ち払う。敵と戦うのと同じであり、妄想分別をなくしていく。
万国の煙塵(えんじん、のろしや砂塵)自ら粛清(しゅくせい) 妄想分別をなくしていくと、世の中は整い清められていく。すなわち、天下泰平であり無事平穏となる。そのようになると、自分の周りにあるものごと(すなわち、六根(眼耳鼻舌身意)と六境(色声香味触法)で感じること)が平穏であり、あるがままに受け入れることができるようになる。
逆に言うと、自分の仏心が輝き始め、「三千界に浄光明を放つ」ようになる。
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