見出し画像

心の持ち方、あり方(825)

皆様は、自分の心の持ち方やあり方を考えたことがありますか。
楽しい状態にあるのが良いと考える人もいるでしょう。悲しくなければ、それでいいと考える人もいるでしょう。色々な考え方があると思います。

でも、ちょっと待ってください。「楽しい」とか「悲しい」とか「苦しい」というのは、よくよく考えると「楽 <--->苦」というように、両極端にある一方を考えていることになります。

極端ではなく、二方の中間にあるとする考え方もあるのです。中間は、ど真ん中でなくていいのです。それを「中庸」または「中道」と言います。つまり、極端にはとらわれずに、自由で軽やかな状況と言っていいでしょう。

 [参考] 中庸とは
 ・中正、中道とも言い、どちらにも片寄らず、
  過不足がなく調和がとれている。
 ・『中』とは、判断する上でどちらにも偏らず、
  かつ通常の感覚でも理解できる。
 ・『庸』とは、
  「平常」「優れた点や変わった点を持たない」の両方の意味を含む。

 [参考] 中道とは
 ・仏教で言う、縁起、空と同じ意味。
 ・もともと何も無いところから縁起によって物事が発生すると考える。
 ・その場でベストな選択をすること。
  ただし、怠け心では誤った選択をするし、
  張り詰めて努力してもダメである。
  ちょうど良い選択をすべきである。

別の言い方をすると、今ここにある現状を受け入れて、どのようにしていけばいいのかを実理的に考えていくのだとも言えるのです。すなわち、
 ・まずは是非の判断をせずに(否定も肯定もしないで)、
  他と比較せずに受け入れる。
 ・その上で、「なんとかなる」と思って、何をすべきかを考える。
 ・むやみやたらに頑張ってもダメであり、
  バランスの良い努力が必要である。

私たちは、活かし活かされている存在です。自分一人で頑張りすぎても、周りの状況・環境が合わなければ、うまくいかないのです。自分の心は迷ってしまいます。穏やかな自由で軽やかな状態になるには、「なるようになる」と考えて、現時点での最善の努力をしなければならないのです。

****************************************************************************
#心 #ストレス #あるがまま #関係する人 #正しい見方 #禅 #禅の言葉 #迷い #自分学 #リーダー #役に立つ情報 #平尾隆行

電子本の案内:
ストレスをなくしてあるがままの「こころ」で生きる Kindle版 など
https://sites.google.com/view/jinzaisoken2017/zen_books
[Kindle 無料アプリをインストールして お読みください。]

『「あなた」が変わる古典の言葉』(https://amzn.to/3HybqFD)には、55の禅語の英訳が付いています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?