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平尾のブログ

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2022年7月の記事一覧

無理をしない生き方(826)

無理をしない生き方(826)

自分の分限を超えて、無理して生きていないでしょうか。分限、すなわち自分に分け与えられた限度(能力)を超えて仕事をしたりすることです。分限を超えた無理のある仕事をしていると、残業時間が異常に多くなり、体力的にも無理をするようになります。結果として、身体を悪くしたり、精神的に病んでしまうことになります。

辛(つら)いな、苦しいな、と思う場合には、その辛さや苦しみを和らげる必要があります。和らげる(コ

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心の持ち方、あり方(825)

心の持ち方、あり方(825)

皆様は、自分の心の持ち方やあり方を考えたことがありますか。
楽しい状態にあるのが良いと考える人もいるでしょう。悲しくなければ、それでいいと考える人もいるでしょう。色々な考え方があると思います。

でも、ちょっと待ってください。「楽しい」とか「悲しい」とか「苦しい」というのは、よくよく考えると「楽 <--->苦」というように、両極端にある一方を考えていることになります。

極端ではなく、二方の中間に

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人間は感覚し知覚し認知する(824)

人間は感覚し知覚し認知する(824)

私たちは、外界の対象物を認識する時、①対象物を見たり聞いたりした時の刺激を感じ、②これまでの記憶をもとに知っているものかどうかを感じ、③対象物を認識します。

①の感覚作用は、刺激をそのままに受け取り、刺激が脳に伝えられることになります。いわば、写真に撮ったというように考えるといいでしょう。無意識の作用です。
②の知覚作用は、①で受け取った刺激が何なのか(例えば、男女、花など)を無意識に判断します

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悟るは覚ると書く(823)

悟るは覚ると書く(823)

人間の感覚器官は眼耳鼻舌身意という六つから構成されます。感覚器官の働きは、眼耳鼻舌身の五感によって外から来るものに触れると言うものです。それらの五感で得たもの(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚、五つをまとめて感覚)を元に、意識が起こります。

意識とは、「自分の今ある状態や、周囲の状況などを認識できている状態のこと」を指しています。要するに、気づいている、記憶できる状態にあるということです。

このよ

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感性と理性の違い(822)

感性と理性の違い(822)

私たちは、ものごとを見聞きして考えていきます。その流れを再確認すると、まずは外界の事象を五感(感覚器官)によってそのままに入力します。次に、入力したものを識別し分別していきます。この流れを、より詳細に眺めてみましょう。

1. 五感(感覚器官)による事象把握 =>感性による直感的把握
この場合、事象を入力する時には何も判断せずに感性(感覚)だけで見聞きします。無分別で把握しているのです。
  例:

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