違いを認めるということ

その不満の正体は？

あの人はわかってない、
考え方が合わない、
一緒にいても楽しくない。

なんて不満や悩みはありませんか？

私たちの悩みの9割以上が人間関係と言われるほど、私たちは人間関係で悩んでいるようです。

不満や悩みは誰しも抱えているものですし、それを完全になくすことは難しいかもしれません。

しかし、もし考え方や捉え方で減らせる悩みがあるのなら、減らしたいですよね。

今回の記事を通して、あなたが不満や悩みを感じる原因を考えてみましょう。

多くの場合、不満や悩みというのは、期待を裏切られたときに起こると言われています。

これだけ頑張ったのだから認めてくれる「はず」だ
⇒認めてくれないなんてあの人はわかってない！

この考え方はすごくいい「はず」だ
⇒違う意見を言ってくるなんて、あの人とは考え方が合わない

このように、ほとんどの不満の裏には、
「こうであってほしい」というあなたの期待が隠れています。

期待をすること自体は悪いことではありません。

しかし考え方や価値観に対する他者への期待は時にあなたを苦しめてしまいます。

そんなとき、知っておいてほしいこと。

考え方なんてみんな違う！

そもそも私たちは、相手の考え方や価値観を100％理解することはできません。

それなのに、自分の考え方や価値観はわかってほしいと「期待」してしまう生き物です。

このギャップから不満や悩み、さらには怒りが生まれてしまいます。

でも考えてみてください。

これまで、あなたの考えを100％理解してくれた人はいましたか？

ある特定の瞬間や、好きなものの話などで理解してくれていると感じることはあったかもしれません。

しかしその人が他の全ての出来事も同じように理解してくれたかと言われると、違うはずです。

そう、私たちはみんな違う考え方をして生きています。

みんなちがって、みんないい

有名な詩人、金子みすゞさんの詩の一節です。

詩の中では小鳥と鈴と私を比べていますが、人間同士でも同じです。

色々な考え方を持つ人がいて、それぞれが得意なことや苦手なことがある。

だからこそ助け合えるし、ときにすごい化学反応が起こります。

しかしそれが私たちを苦しめてしまう大きな原因となっているのも事実かもしれません。

そんなときこそ、認めてください。

まずは認める、そして考えよう

不満や悩みが出てきたら、まずは自分が何かに期待していなかったか振り返るチャンスです。

その上で、相手の人の考え方や価値観を認めましょう。

これが一番難しいですが、第一歩です。

色々な視点から相手のことを考えて、そしてそのことを認めましょう。

そういう考え方もある。

この一言がとても重要だと私自身のこの数年でとても実感しています。

まずは相手の考え方をそのまま認めて受け入れる。

これは諦めや見捨てることではありません。

むしろ逆で、自分とは違う視点から世界を見ている人を認めることができれば、
自分の視点が広がります。

その上で、そのような考え方を持つ人と自分がどうやって関わっていけば、
お互いにとってプラスになるか考えます。

小鳥は空を飛べて、鈴はきれいな音を鳴らせて、私はたくさんの詩を知っている。

それらは争う対象ではなくて、互いの良さであり、ただ違うだけです。

違いを認めて、自分と相手が互いに成長できる関わり方が見つかったとき、
あなたの不満はワクワクに変わっているでしょう。

空を飛びながらきれいなBGMを背に、たくさんの詩が詠えるように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

理学療法士
JARTA認定スポーツトレーナー/NLPプラクティショナー
平山鷹也

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