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医療・介護・福祉は人手がかかる

おはようございます。

訪問看護という仕事があります。

患者さんの家に、看護師がうかがう仕事です。
その取りまとめは
訪問看護ステーションが行います。

これから増えていく仕事で、今回また、
その仕事をする会社が株式を上場させます。

看護に限らず、介護も
沢山の人手が必要な仕事です。

その仕事が増えるということは
雇用が増えることです。

現在7000万人弱の就業者がいて、
この医療・介護・福祉分野は13%くらいを占め、
堂々のトップ3位です。
ちなみに、1位は卸・小売で16%、
2位は製造業で同じく16%です。

しかし、人数が伸びているのは、
医療・介護・福祉分野で圧倒的です。
3年後には1位に躍り出て、
他をあっという間に引き離していくでしょう。

経済とは、経世済民のことで、
国民の雇用を創出することが第一義です。
決して金額のGDPなどが目的ではない
と私は考えます。

この意味で、
医療・介護・福祉はとても大切な産業です。

一方で、気になることもあります。

事業経営の観点からすると、
費用の半分以上を人件費が占める
労働集約的な事業は、
スケールメリットを発揮しないばかりか、
スケールデメリットをもたらしやすいのです。

人が増えれば増えるだけ、
個々の品質を保つのが難しくなり、
人間関係も複雑になりトラブルが増え、
それを解決するための人がさらに必要となり、
利益率を悪くしてしまいます。

製造業とは対照的で、
サービス業はこの点が課題となります。

それが、医療・介護・福祉の問題です。

解決策としては、
優れた管理職を育成することと、
情報・通信技術を駆使して
できるだけ効率良くすることでしょう。

医療・介護・福祉という分野ですが、
経営人がすべきことは山積みです。

今日もよろしくお願いします。

安島

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