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責任を明確にする・しない

おはようございます。

医療事故調査制度というものがあります。

2014年の医療法改正で盛り込まれ、
その目的は、医療安全を確保するために
医療事故の再発防止を行うことであり、
責任追及を目的としたものではありません。

責任を追及するためのものでない
というところがポイントです。

責任を追及するためだと、
各人の不利になることは表に出にくくなり、
再発防止につながる事実が把握できなる
からです。

医療事故調査制度に限らず、
日々の仕事でこうしたことは時々起こります。

ちょっとしたトラブルやヒヤリハットでは、
再発させないために5W1Hを把握します。
ただ、その場ではどうしても
犯人捜しのような雰囲気になってしまいます。
事細かに聞けば聞くほど
そうした雰囲気が漂います。
そうではないからと何度も繰り返しながら
進めることになります。

一方で、責任感を持って事に当たる
ということもとても大切です。
間違いないように気を張って仕事をするのは
当然のことであり、
責任の所在をあいまいにしないで
物事を進めることは有効です。

責任を明確にすることと、
あえて責任を外すことの塩梅は
どうすべきかとよく考えます。

私が思うのは、
ふたつの場をきちんと分けて混同しないことと、
問題が小さなうちにとにかく対処しておくこと
の二つです。

今日もよろしくお願いします。

安島

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