部門横断的な活動

おはようございます。

医療関連法規を見直していました。

上から順に、憲法があり、
国会で決める法律があります。
次に法律の細部について
内閣が定める政令、大臣が定める省令。
省令と同じ効力を有する大臣が発する告示。

次に、地方議会が制定する条例。
知事や市区町村長が定める規則。

そして、省が都道府県知事などに宛てて
法律の解釈などをする通知。

法が網の目のように張り巡らされていると
改めて実感します。

さて、
民間の企業や病院では、
組織の縦割り思考や行動が過ぎると、
その弊害を取り除くために
部門間の横断組織をつくり改善します。

例えば、
A事業部からもB事業部からもC事業部から
一人のお客さんに営業にいく非効率を、
一人がすべての製品を営業すると
お客さんは楽になります。

病院でいえば、
内科と外科が別々の診療科だったのを
臓器別センターに統合して
内科治療と外科治療を比較検討して
よりより治療を目指したりします。

それなりに、大変な作業になります。

しかし、冒頭に書いた法体系が
網の目のように張り巡らされた
国でこれをするとなると気が遠くなります。

一つ一つ、法を変えなければなりません。
民間のようにえいやっ!とはいきません。

法を知り尽くした人がいなければ、
国の部門横断的な活動はできないでしょう。

今日もよろしくお願いします。

安島

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